○亀製麺に見るシステム提案の勘どころ
みなさん、こんにちは。月980円の低速インターネット接続でタブレットを使うぞ!と言った矢先に道に迷って地図ソフトを立ち上げ、「やっぱ100kbpsでナビはキツイかも」と考え始めてる小池です。鳥頭と方向音痴に関しては昔から定評のある私ですので、近々プラン変更の報告をさせて頂くかもしれません。
ところで皆さんは平日の昼食はどうしてますか? 社員食堂? お弁当? オフィス近くの飲食店という方がいちばん多いのでしょうか。私はこのところ、自社オフィスの入っているビルの地階にある「○亀製麺」で済ませることが多くなっています。
仕事が忙しくてランチに時間を掛けられない時、ここに行けば10分ほどで昼食を済ませられますし、多少オプション(天ぷらなど)を欲張っても500円程度に収まるのも魅力です。私と同じように考える人が少なからずいるようで、昼食時はいつも大盛況で、12時にもなれば毎日のように行列ができています。
ただ、行列の長さほど待ち時間が長くないのがこのお店の良いところで、お客さん達の多くは非常にスムースに注文~清算を済ませ、さらに食事を終えて帰って行くのです。客単価は決して高くないと思うのですが、一日当たりの売り上げは相当な金額になるのでは? と思います。
このお店では、まず基本となる麺を選択します。ぶっかけ、釜揚げ、ざるなどとそのサイズ、あるいは白ご飯という選択も可能です。次に天ぷらなどのオプション・メニューを選択します。最初に選択した“基本プラットフォーム”(麺やご飯)に対して、これらのオプションは簡単に追加可能です。天ぷらという追加機能と、麺やご飯という基本プラットフォームが、日本人にとって共通のインタフェースとも言えるしっくり感を持つからだと思いますが、このお店ではそこまで理解したうえでの品揃え&動線設計なのでしょう。
そして最後に登場するのが、おにぎりやお稲荷といったさらなるオプション・メニューです。これらも最初に選択した基本プラットフォームや追加機能とは干渉することなく選択・追加可能(相互依存性がない)だというのが重要なポイントです。これによって顧客は自分の予算や空腹度(ニーズ)に合わせて、好みのオプションを選択することができるのです。
システムをお客様に提案する時、インタフェースや部品の共通化、オプションの独立性などを事前に熟慮し設計し尽くすことで、シンプルかつ拡張性に富み、手離れの良いシステムを数多く提供することが出来るのではないかと思います。冷やしぶっかけ饂飩(うどん)とかき揚げを食べながらこんな事を考えた師走のある月曜日でした。