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偏見のないクラウド選び

Posted by 国井傑 ( 2011年12月15日 )

突然ですが、80年代を代表する英国のアイドルグループ、Wham!のメンバーだったGeorge Michaelをご存知でしょうか?(季節柄、『Last Christmas』を歌っている人と言えばわかりますよね?)。彼はWham!の解散後、ソロ活動を始めたのですが、アイドルの印象を払しょくするのにとても苦労しました。

そんな彼が1990年にリリースしたのが『Listen Without Prejudice Volume One』というアルバムです。Prejudiceには「偏見」とか、「先入観」という意味があるそうなので、アイドルだったという偏見なく聞いてほしいといった意味が込められていたのではないかと思います(ちなみに、Wham!時代にリリースした『Freedom』という曲と、このアルバムに収録されている『Freedom! '90』を聴き比べれば、もはやアイドルではないことを証明していると思います)。

話は変わりますが、マイクロソフトの「TechNet Blogs」に膝を叩いて“そのとおり!”と言いたくなる記事を見つけましたので、今回はそのブログを紹介しましょう。

■マイクロソフト ビジネスプロダクティビティ製品チーム ~生産性を落とさずクラウド移行する3つのポイントとは~
[URL]http://blogs.technet.com/b/bpj/archive/2011/11/15/3465210.aspx

このブログでは、SaaS型クラウド選択のポイントが紹介されています。マイクロソフトのブログなので、「Office 365」を推しているのは言うまでもありませんが、その理由が“まったくそのとおり!”なのです。少し見てみましょう。

【ポイント】ブラウザー以外からでも利用でき、オフラインにも対応できる

クラウドのテクノロジーが登場してからというもの、「ソフトウェアなど時代遅れ」という風潮がありますが、筆者はそうは思いません。ブラウザーでサービスを利用する場合、ネットワークに接続していることが前提になります。

しかし、PCを利用しているときは100%必ずネットワークに接続しているでしょうか? 出張の多い筆者は、地方に出かけたり、移動していたりすれば、簡単にネットワークにつながらなくなります。アンテナがない、テザリングしていたらバッテリがなくなった、など日常茶飯事です。

ネットワーク接続がこのような状況であるにもかかわらず、ブラウザーですべてを完結させてしまおうとするのは、少し乱暴な話に聞こえてならないのです。クラウドを利用するメリットを「どこでも仕事ができる」という点に限っていえば、ソフトウェアからクラウドを利用できるようにしておいて、オフラインでも仕事できるようにしていただきたいものです。

【ポイント】ユーザーインターフェイスが頻繁に変更されず、かつ仕様変更が事前に通知される

トレーニングを生業としている筆者にとって、クラウドサービスのユーザーインターフェイスが頻繁に変更されてしまうことは、非常に頭の痛い問題です。

研修時に「画面右側のこのボタンをクリックすると…」と解説したにもかかわらず、次の月にボタンの位置が「画面左側」に変わっていたりすると、ユーザー教育の効果も半減してしまうのです。

上記のブログでは、オンプレミスを「一戸建て」、クラウドを「集合住宅」と表現していますが、いくら集合住宅でも、ある日突然、玄関の扉の色を大家さんが塗り替えてしまうなどという仕様変更はしないと思うのです。

ここでは、上記のブログで紹介されていた2つのポイントを取り上げました。クラウドというと、稼働率がどのくらいか? データセンターがどこにあるか? といったことに話が集中しがちです。また、(昔のWindowsのイメージで)「マイクロソフトのクラウドなんて、すぐクラッシュするんじゃないの?」(実際、筆者は言われたことがあります)などと、決めつけてしまうことがありますが、こうした偏見を取り除いて、どのクラウドサービスを利用するべきか、検討してみてはいかがでしょうか。

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