1980年代~2000年のマルウェア傾向
お待たせしました。
北海道でウニイクラ丼を大盛にして平らげた蔵本です。
安くて量が多くてしかもおいしいですね。本日の一枚は平らげた丼です。
さて、今回は、前回に引き続き、マルウェア関連のお話です。
読者の皆様はマルウェアに感染した経験がおありでしょうか?
皆様ご存じの通り、近年においても、マルウェアは代表的な脅威の一つとして、広く認知されています。
今回は、代表的なマルウェアをご紹介していこうと思うのですが、マルウェアといっても様々で、古く有名なものはARPANET時代のMorrisワーム等もありますが、まずはマルウェアが徐々に浸透し始めた、1980年代~2000年の時代からいくつかご紹介します。
「Yankee Doodle」
アルプス一万尺を奏でます。
「Happy 99」
デスクトップに表示されたコンソール上で花火が打ちあがります。
「CIH (チェルノブイリ)」
ハードディスクのデータが破壊されます。
この時代に流行したウイルスは、ファイル自身が丸々マルウェアであるケースが多く、ハッキングスクリプトを自動化したような、脆弱性を突いた感染を行うCodeRed等のようなネットワークワームの数はまだまだ少ない傾向にありました。その他にもミケランジェロやLoveLetter、メリッサ等、有名なウイルスが数多く生み出された時代です。今でこそ、ほとんどの企業がマルウェア対策ソフトを導入していますが、1980年代~2000年当時は、まだまだマルウェア対策ソフトの導入率が低く、また、マルウェアに対する認知度も低かったため、Yankee Doodle に感染した企業が、一斉に鳴り出すアルプス一万尺をBGMに業務を続けているといった微笑ましい(?)状況もありました。
下記は監査時によくある一幕 (これはさすがにありませんが、、、、)
被監査側 リーダー福原さん
「最近いっつもきまった時間になったらアルプス一万尺が流れてくるから時間わかってええなぁ!」
被監査側 サブリーダー青木さん
「どっからどうみても完全に感染してますやん!」
この時代では、マルウェア作者のモチベーションは自己顕示欲等と言われており、金銭を要求するようなマルウェアで目立ったものは存在せず、感染した事がすぐに分かるような分かりやすいマルウェアが多く存在していました。次回以降で詳しくお話しますが、近年では金銭目的のため、逆に目立たずひっそりと活動するマルウェアが多い傾向にあります。
今回はまずはジャブという事で、昔懐かしいマルウェアをおさらいしました。
次回は2000年~2005年あたりのマルウェアの傾向をご紹介していきます。
※登場人物はすべて架空の人物です。