夏だ!水着だ! PCを持って外に出よう!
みなさん、こんにちは。このところ続いてた長距離ドライブ出張のせいか愛車のエンジン警告灯が突然点灯し、スロットルの修理で散財してかなり凹んでる小池です。
さて早速ですが、皆さんは普段から仕事用のノートPCを持ち歩いていらっしゃるでしょうか?
最近では情報漏洩防止など、セキュリティ対策という名目でノートPC自体の持ち出しを禁止している企業も少なくないと聞きます。
確かに紛失や盗難に伴う情報漏洩のリスクを抑えるには、「持ち出し禁止」は効果的な手段の一つかもしれません。しかしながら、前回もお話ししたように、それによって仕事の効率が悪化したり社員の生産性が落ちたりするのでは、本末転倒のように思えてしまいます。
いつでもどこでも仕事ができる環境を社員に提供することで、各人の生産性を最大限に活かすのがモバイル・コンピューティングの本来の目的だったはずですし、そのためにPCメーカーは高い処理能力と長いバッテリー駆動時間を両立させつつも軽量で機動性に優れたノートPCの開発に取り組んできたはずなのです。
前回もお話ししたように、私の勤務先でも最近になってスマートフォンで社内メールにアクセスすることが許可されました。ただしそのサービスを使用する際には、スマートフォン自体に内部データの暗号化機能がなければならないこと、単純ではない(強固な)パスワードでロックを掛けること、さらにパスワードを一定回数間違えた場合に内部データを消去するように設定すること、といった幾つかの条件がユーザーに課せられ、それに合意して初めて当サービスを利用できるのです。おそらく、現在PCの持ち出しを禁止するかわりに社員にスマートフォンなどで社内メールや社内システムへのアクセスを許可している企業の多くが、同様のルールで運用しているのではないかと思います。
では、PCでも同様――あるいはそれ以上――のセキュリティ機能を実現できれば、もっと安心してPCを社外に持ち出し、いつでもどこでも生産性を損なうことなく仕事をすることができるのではないでしょうか?
そこで登場してきたのが、「インテルAnti-Theftテクノロジー(iAT)」です。
iATは、チップセットに内蔵されたマイクロ・コントローラ(以前にもご紹介したManagement Engine です)とBIOS、およびiAT対応ソフトウェア製品の連携により、コンソールからの管理者の指示、あるいはノートPCが自分自身の判断で紛失・盗難状態にあると見なした時点で、ノートPC自体を無効化してOSを起動しなくしたり、暗号化されたハードディスク内のデータへのアクセスを一時的或いは永続的に無効にしたりすることを可能にする要素技術です。
携帯電話では以前から実現していた、落としたり盗まれたりした時にコールセンターに連絡して携帯電話を使えなくしたり、内部のデータを消去したりといったサービスが、iATによってノートPCでも実現可能となるのです。
さらにiATでは、PC自身が独自の判断に基づいて盗難状態に移行します。例えば、一定期間管理サーバと通信できなかったり、一定回数以上ログインに失敗したりした場合は、盗難と判断します。そのため、ネットワーク経由で管理者の指示が届かない状況にあっても確実にシステムや内部データを無効にすることが可能です。
また、ハードウェア・レベルでPCを無効化しますので、たとえ盗難されたPCのハードディスクを入れ替えて新しくOSをインストールすることもできませんし、OSをインストールしたハードディスクを換装したとしても起動することもできないのです。つまり、情報漏洩対策のみならず、転売目的でのPCの盗難に対しても有効なのです。
iATを活用すれば、「情報漏洩防止のため、小型軽量で長時間のバッテリ駆動が可能なモバイルPCでも一切の持ち出しを禁止する」といった、“残念な”対策をとる企業は激減するでしょう。最新技術を積極的に活用し、生産性の維持・向上と情報漏洩防止及び盗難防止の両立を目指して頂ければと切に願います。
今回はiATの概要のご紹介で終わってしまいましたが、次の機会には動作の仕組みについてもう少しお話しできればと思います。お楽しみに。
おまけ:ビールのアテにさっと一品 第5回
今回はビールよりもワインにあう一品をご紹介します。切って混ぜるだけなので、久しぶりにホントの”さっと”一品メニューです。ということで、今回は「アボカドディップ」を作ってみましょう。
■材料
■作り方