イベント・リポート

ディザスタ・リカバリも視野に入れた“インフラ仮想化”を提唱

デモで実演! VMwareによるサーバ仮想化
──展示ブース・リポート

サーバ仮想化ソフトウェアのデファクト・スタンダードとなった感のあるヴイエムウェアの「VMware」製品。同社は「Computerworld Conference 2006 Fall」の展示ブースで、インフラ仮想化ソフトウェアの最新版「VMware Infrastructure 3(VI3)」のデモを披露した。このデモを通じて、ヴイエムウェアは、単にハードウェア・コストを削減するだけではなく、ディザスタ・リカバリ(DR)やビジネス継続性(BC)も視野に入れた“仮想インフラストラクチャ”という、より広範なコンセプトを紹介した。

名倉丈雄 氏
ヴイエムウェアのストラテジック アライアンス テクニカル アライアンス マネージャ、名倉丈雄 氏

VMware Infrastructure 3の
各種機能をデモンストレーション

 海外企業のみならず、国内企業の間でも急速に導入実績を伸ばしているヴイエムウェアの仮想化ソフトウェア「VMware ESX Server」。同製品をベースに、「VirtualCenter」や「VMotion」などの主要機能、さらには「VMware VMFS(次世代型分散型ファイル・システム)」、「Distributed Resource Scheduler(DRS:分散型リソース・スケジューラ)」、「VMware High Availability(HA)」、「VMware Consolidated Backup(VCB)」といった新機能を統合したスイート製品の最新版が「VMware Infrastructure 3」(以下、VI3)である。

 Computerworld Conference 2006 Fallの展示ブースでは、VirtualCenterのGUIを使って複数の仮想マシンを作成し、3台のIAサーバならびにSAN(Storage Area Network)ストレージから構成された物理環境において仮想サーバを展開するという作業が実演された。さまざまな機能の中でも、特に来場者からの注目を集めたのがVMotionであった。1つの仮想マシン上でストリーミング・サーバを稼働させて、クライアントPCのデスクトップ画面にその動画を表示させる。この状態を保ったまま、その仮想マシンをVMotionによって3台の物理サーバ間を次々に移動させたが、デスクトップ上のストリーミングはその間も途切れることはなかった。

仮想化技術を駆使したITインフラ再構築を推進

 成熟期を迎えたサーバ仮想化技術の市場動向を踏まえ、さらにその先にある顧客のニーズにこたえるべく投入されたのがVI3である。

 ヴイエムウェアのテクニカル アライアンス マネージャ、名倉丈雄氏は、「サーバ仮想化の導入メリットは、これまで、サーバ統合などによるハードウェア・コストの削減という観点から語られてきた。だが、その真のメリットは、運用やメンテナンス効率の向上、ダウンタイムの短縮といった、目に見えないソフトウェア・コストの削減にある」と指摘する。

 ちなみに、同氏によると、先進企業の間ではサーバ仮想化技術をベースにディザスタ・リカバリ(DR)サイトを構築するという動きも活発化しているという。

 ヴイエムウェアは今後、仮想化技術を、将来を見据えたITインフラ再構築を推進するキー・ソリューションとして発展させていく構えだ。仮想化技術の本格普及に向けて、同社が果たすべき役割はきわめて大きい。

VMware HA による可用性の向上

エンタープライズ仮想化ソフト「Virtual Iron」が実現する動的なリソース管理機能

製品に関するお問い合わせ先
ヴイエムウェア株式会社
〒150-6018 東京都渋谷区恵比寿4-20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワー18F
TEL:03-5789-5885
FAX:03-5789-5757
URL:http://www.vmware.com/jp/
E-mail:japan-sales@vmware.com

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