200個以上の標準コンポーネントを用いた、ノンコーディングでのシステム連携
今や、SOAは“語る時代”ではなく“実践する時代”を迎えている。業務アプリケーション向け開発ツール「dbMAGIC」で知られるマジックソフトウェア・ジャパンは、SOAの効果的な導入手法として、段階的なアプローチによる“ボトムアップ型SOA”を提唱している。それを具現化する製品が、ノンコーディングでシステム連携を実現するシステム統合ツール「Magic jBOLT」だ。セッションでは、デモンストレーションを交え、同製品の機能解説と導入事例の紹介が行われた。
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| 「Magic jBOLTを用いれば、ノンコーディングでSOAベースのシステム統合を実現できる」と話すマジックソフトウェア・ジャパンの陳鍾三氏 |
企業・組織において複数の異種システムを連携・統合する手法は、EAIからBPM、そしてSOAへと変化を遂げてきた。マジックソフトウェア・ジャパンでソリューション本部プロフェッショナルサービス部担当部長を務める陳鍾三氏は、「USBが周辺機器のプラグ&プレイを実現させたように、SOAはサービスのプラグ&プレイを実現させるもの」と述べ、同社が提唱するSOAの導入手法として、企業のニーズやシステムの進化に応じて段階的にアプローチしていく“ボトムアップ型SOA”を紹介した。
「SOAと聞くと、大上段に構えがちだが、販売システムと在庫システムの連携など、企業システムの一部をSOAによって統合するだけでも十分な成果が得られる。できるところから始めて、徐々にBPM、データ統合とステップアップしていくことが、結果としてSOA成功への近道になる」(陳氏)
こうしたコンセプトに基づき、段階的なサービス統合を実現するのが、同社のシステム統合ツール「Magic jBOLT」である。同製品は、S A P のE R Pシステム「S A PBusiness One」をはじめ、各種サービスの接続に必要なコンポーネントを標準装備しており、それらの数は50種・200機能を超える。こうしたコンポーネントをドラッグ&ドロップするだけでワークフローを作成できるほか、コンポーネントに対する監視リクエストの定義もGUIを用いて行え、ノンコーディングでのシステム連携が実現されている。
陳氏は、Magic jBOLTによるボトムアップ型SOAの成功事例として、モビーダ・ソリューションズによる翻訳システムの連携を紹介した。同社はAFP通信が配信する記事を国内展開するAFP BB News (http://www.afpbb.com/)の運営に際して、トリノ冬季オリンピックに伴う大量アクセスに備えるべく、同製品により翻訳記事のHTML化およびWebサイトへの配信という一連の作業の自動化を図ることにしたのだ。
Magic jBOLTは翻訳システムを監視して、もし翻訳記事の修正が入ったとしても、自動に静的HTMLページを再作成する処理にも対応している。陳氏によると、「データ・マッパをはじめ、Magic jBOLTが標準で装備するツールを駆使することにより、わずか2週間で開発が完了した」という。現在、同システムは休止中だが、来たるサッカー・ワールドカップの時期にも形を変えて再稼働させる予定である。
ノンコーディング、段階的アプローチによって、簡単・迅速にSOAを実現するMagicjBOLTは、導入の敷居が高いと感じていた企業にとって、魅力的な選択肢となるだろう。
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