「ストレージ仮想化が仮想サーバのメリットを最大化する」──デルのアプローチと「Dell EqualLogic PS5000」の実力

企業の間でサーバ仮想化技術の導入が急速に進んでいる。この技術はサーバ・リソースの有効活用をはじめ、さまざまなメリットを企業にもたらすが、そのメリットを最大限に享受するためには、サーバにひも付くストレージ側の最適化が必要になる。現在、デルはこうした仮想サーバ環境におけるストレージ仮想化技術の重要性を訴え、製品/ソリューションを展開している。本稿では、仮想サーバ環境に求められるストレージの要件や、ストレージ仮想化技術の役割を確認したうえで、その解としてデルが提供するiSCSIストレージ「Dell EqualLogic PS5000シリーズ」の特徴と主要な機能を紹介する。

仮想サーバ環境を生かすにはストレージ環境の最適化が必要

デル アドバンスドシステムグループ ストレージソリューション本部長 秋山将人氏

写真1:「サーバ仮想化のメリットを最大限生かすにはストレージ仮想化が不可欠」と語る、デルのアドバンスドシステムグループ ストレージソリューション本部長、秋山将人氏

 そもそも、企業のITインフラにおいてサーバの仮想化が求められるようになったのはなぜか。デルでアドバンスドシステムグループ ストレージソリューション本部長を務める秋山将人氏(写真1)は、その理由を次のように説明する。

 「昨今では、ITシステムの高度化と併せて、管理対象や提供するサービスが大幅に増えることとなった。それにもかかわらず、システム管理者は逆に不足している。こうした背景がサーバ仮想化へのニーズの高まりにつながっている」

 つまり、ITシステムやサービスの急激な増加に、管理が追いつかなくなっている状態で、より効率的な管理が可能なITインフラの構築が急務になっているのだ。

 また、変化の激しいビジネス環境において、将来的なITリソースの設計がより困難になっている点も大きく影響している。新規ビジネスの立ち上げに伴いITシステムを構築することになるが、その時点でビジネスの将来的な見通しを立てることは非常に困難であり、その結果、リソース過剰なシステムを構築してしまうケースが多いようだ。

 そこで注目されたのがサーバの仮想化である。サーバ仮想化技術により、余剰となっていたサーバ・リソースの活用が進めば、物理的なサーバ台数を最適化できる。加えて、サーバ・リソースの柔軟な展開・変更が可能となり、運用コストの削減やサービス・デリバリ時間の短縮なども実現される。また、サーバを止めることなく各種のメンテナンス作業が行えるので、ダウンタイムの極小化にもつながり、可用性の面から見ても大きなメリットがある。

 こうしたさまざまなメリットが評価され、現在、サーバ仮想化技術は企業の間で急速に普及しはじめている。しかし、ITシステムを構成するのはサーバだけではない。サーバには必ずストレージがひも付いている。秋山氏によれば、サーバの仮想化を進めると同時にストレージ環境の最適化も図らなければ、サーバ仮想化技術の導入メリットを最大限に享受することができないと指摘する。

 「サーバ仮想化技術により、ITシステムのライフサイクル全般にわたってコスト削減を図ることが可能になる。しかし、そうして構築した仮想サーバ環境を最大限生かすためには、どういったストレージ環境が必要になるかについても検討する必要がある。仮想化環境は、従来型の環境とはまったく条件が異なるため、ストレージ側も従来のままでは最適なパフォーマンスを得ることができないからだ」(秋山氏)

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