セキュリティ機能が大幅に強化され
連携ソリューションも拡充

 2008年3月にリリースされたHitachi Content Archive Platformの新版では、さらなる機能強化が図られた。「より柔軟できめ細かいシステム管理、セキュリティ管理を可能にする」というテーマの下、新たに「ロールベースの管理者アカウント管理」「管理者操作ログの記録」「ログの自動外部送信」といった新機能が追加されている。

 ロールベースの管理者アカウント管理とは、同製品の管理者権限を、システムの設定変更やコンテンツ検索機能の利用など、4種類のロール(役割)に細分化し、アカウントごとにきめ細かく管理者権限を設定できるようにするものだ。1つの管理者アカウントに対して複数のロールを付与することも可能である。同機能によって、厳重なセキュリティの下で柔軟な運用管理を行えるようになる。

 管理者操作ログの記録は、従来から備わるシステムの稼働状況ログに加え、同製品に対するログイン/ログアウト、設定変更など、あらゆる管理者操作のログ(履歴)を記録し、管理者のアクセスをトラッキング(追跡・分析)可能にするものだ。これにより、管理者アカウントを用いた不正アクセスや情報漏洩がないことを確認することができる。これは、今後の内部統制監査において必須の機能と言える。

 ログの自動外部送信機能は、エラーなどの問題発生時に同製品の稼働状況や管理者操作履歴のログを自動的にログ管理サーバへと送信するものだ。これにより、迅速な状況把握と問題解決が可能となる。また、同製品と他のサーバやストレージ、ネットワーク機器などとを併せたシステム全体の稼働状況を、ログ管理サーバで一括して確認することもできる。

 一方、Hitachi Content Archive Platformと他社製アーカイブ・ソフトウェアとの連携も強化された。日立は、すでに同製品とシマンテックの「Symantec Enterprise Vault」とを連携させたファイル・データ・アーカイブ・ソリューションを提供しているが、今回、メール・データ・アーカイブ・ソリューションを追加した。データの取得、分類、索引づけ、保存ならびにポリシー定義に基づくデータ・アーカイブを可能にするSymantec Enterprise Vaultと同製品を連携させることで、より効率的かつセキュアなメール・データ・アーカイブが可能となる。

 あくまでも企業の業務に重点を置き、ユーザーが複雑なシステム構成やその運用を意識しなくても、ストレージ資産の最適な管理と活用を実現できる──Hitachi Content Archive Platformは、コンプライアンス/内部統制の時代に注目すべき製品と言える。

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