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[世界]
【IDC/Gartner調査】
米国PC市場の成長率がペースダウン――アナリストが分析
世界PC市場は堅調に拡大するも、米国内の景気後退が響く
(2008年04月17日)
全世界におけるPC出荷台数は2008年前半に増加したが、米国の景気後退の影響で消費者が価格に敏感になり、企業もIT予算を削減しだしたことにより、デスクトップPC/ノートPCの売上げは落ち込む可能性があると、アナリストらは分析している。
米国IDCによると、2008年第1四半期における米国内のPC出荷台数は、成長速度が鈍化してきており、景気後退の兆候を示しているという。米国経済がさらなる不況に突入していけば、消費者は支出を抑え、出荷台数の成長率がよりいっそうペースダウンすると、IDCは指摘している。
IDCが4月15日に発表した調査結果によれば、2008年第1四半期の米国PC出荷台数は合計1,596万台で、前年同期比3.5%増となった。IDCのリサーチ・アナリスト、ダグ・ベル(Doug Bell)氏は、米国Hewlett-Packard(HP)も米国経済低迷の影響を受け、同四半期の米国PC出荷台数が0.3%増にとどまったとしている。
HPは、米国で390万台のPCを出荷し、490万台のDellに次いで米国市場で第2位となった。Dellの出荷台数は前年同期比15.6%増であり、シェアは30.9%を占める。第3位のAcerは、前年同期比92.2%増の140万台を出荷した。第4位のAppleは前年同期比25.1%増の9万5,000台で、シェアは4.9%という結果であった。
成長が鈍った米国とは対照的に、消費者支出が上向いている新興市場を中心として、世界市場ではPC出荷台数が堅調に伸びていると、Bell氏は述べた。
4月16日に発表された米国Gartnerのリポートによれば、アジア太平洋地域およびEMEA(ヨーロッパ、中東、アフリカ)地域における2008年第1四半期のPC出荷台数は、ノートPCに対する消費者支出の増加に伴って、堅調な成長を記録したという。
IDCは、世界PC出荷台数を前年同期比14.6%増の6,950万台と報告している。小売りおよび直販チャネルを確立し、価格面で他社に差をつけたHPが、世界市場ではDellを抑えて出荷台数で首位となった。
IDCによると、HPの世界PC出荷台数は前年同期比17.4%増の1,330万台を記録し、市場シェアは19.1%を占めるとしている。DellもHPを追い上げており、出荷台数は前年同期比21.6%増の1,090万台となった。Acerの出荷台数は、前年同期比66%増の690万台である。なお、第4位はLenovo、第5位には東芝が続いている。
Bell氏は、Dellの出荷台数が伸びた理由として、従来の直販モデルに小売りチャネルを追加した結果だと述べている。PC出荷台数が伸び悩んだ1年前、Dellは小売りチャネルを利用した販売戦略を実行していなかった。同社の小売り戦略が順調に行けば、出荷台数は今後も成長し続けるだろうとBell氏は話す。
Acerは先ごろ、PCメーカーのGatewayとPackard Bellを買収したが、同社のPC出荷台数に目立った影響は出ていない。Gatewayに関しては、同社の負の遺産もAcerが引き継いでいるため、買収を推進力に変えられるかどうかを判断するのは時期尚早だと、Bell氏は話している。ちなみにGatewayの買収額は7億1,000万ドルだった。
(Agam Shah/IDG News Serviceサンフランシスコ支局)
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