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[世界]
【SIA調査】
世界の半導体売上高、メモリ製品が足を引っ張るも6%増の212億ドルを達成
メモリを除けば12%超の成長率――PC/携帯端末が牽引
(2008年06月03日)
米国の半導体業界団体であるSemiconductor Industry Association(SIA)は6月2日、メモリ製品の不振にもかかわらず、今年4月の世界半導体売上高は前年同月に比べ6%近くアップし、212億ドルに達したと発表した。
SIAはまた、今年1月〜4月までの4カ月間における世界半導体売上高が前年同期比4.3%増の829億ドルになったことも明らかにした。
SIA会長のジョージ・スカリス(George Scalise)氏は、「エネルギー・コストの上昇で消費者の可処分所得が減っているにもかかわらず、全世界の半導体売上高は前年4月に比べて5.9%伸びている。メモリ製品の値下がりにより、業界全体の売上高は鈍っているが、メモリ製品の売上高を除く半導体製品の4月の売上高は、前年同月比で12%以上の伸びだ。DRAMとNAND型フラッシュの販売数量も前年同月と比べて大きく伸びたが、価格が下がっているため、メモリ製品全体の売上高は14%減少した」と語っている。
Scalise氏は、半導体市場の主な牽引役であるPCと携帯端末が比較的好調であり、この傾向は今年いっぱい続くとの見通しを示している。「PCの出荷台数は今年およそ10%伸びる見通しであり、携帯端末の出荷台数も12%程度伸びると予想されている。この2つの製品が半導体市場の成長を支えている」(同氏)
| 世界半導体売上高の推移(出展:SIA) |
およそ2カ月前、米国の調査会社Gartnerのアナリストは、Computerworld米国版のインタビューで、すぐには顕在化しないものの、世界の半導体市場が減速傾向にあるとの見通しを示していた(関連記事)。
Gartnerのリポートによれば、昨年の世界半導体売上高は2,739億ドルで、2006年と比べてわずか3.8%の伸びを示しただけであった。これまで毎年2ケタ台の成長を続けてきた半導体業界にとって、この数字はきわめて低いものだった。Gartnerのアナリスト、リチャード・ゴードン(Richard Gordon)氏は、今後、半導体業界では1ケタ台の低い成長率が常態化すると予想している。
「マイナス成長よりはマシだったが、半導体業界のこれまでの歴史を振り返ってみると、決して好調だったとは言えない。市場は、1ケタ台の低成長期に入ったと思われる。高い成長率を誇っていた1990年代末の状況は過去のものとなり、成長を強く後押しするような要素は、当面のところ見当たらない。半導体業界の長期的なビジョンや将来像を見直す時期に来ているのではないか」(Gordon氏)
(Sharon Gaudin/Computerworld米国版)
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