【 ここから本文 】
ハードウェア
ソーシャルブックマークに登録 :
印刷用ページの表示
[国内]
【ミック研調査】
国内組み込みシステム市場、2007年度は1兆1,600億円規模に
2008年度は景気後退で成長鈍化の見通し
(2008年10月20日)
ミック経済研究所は10月20日、国内のエンベデッド(組み込み)システム市場の動向を調査した「エンベデッドシステム・ソリューション市場の現状と展望2008年度版」を発表した。それによると、2007年度における同市場の規模は、ハードウェア、ソフトウェア部品、サービスを合わせ1兆1,600億円に上り、前年度比8.4%の伸び率を示した。
しかしながら、2008年度は、昨今の景気後退や携帯電話の開発規模縮小などの影響により、伸び率は6.8%に鈍化することが予想されている。
今回の調査対象となったのは、組み込みシステム関連ベンダー114社。面接取材を中心にアンケートや電話調査を実施し、そこから得られた主要ベンダー62社の個別実態と、残り52社の結果を合わせることで市場全体の動向としている。
2007年度の組み込みシステムの市場を構成するハードウェア、ソフトウェア部品、サービスそれぞれの構成比と売上高は、ハードウェアが19.8%の2,292億円(前年度比8.1%増)、ソフトウェア部品が11.5%の1,338億円(同11.4%増)、システム開発などを中心とするサービスが68.7%の7,970億円(同8%増)となっている。
ミック研では、今後の市場規模については先行き不透明であるとしながらも、その推移について、上限と下限の2とおりの予測を行っている。
まず、上限の予測では、2008年度の伸び率はいったんは6.8%に鈍化するものの、その後、携帯電話を除く自動車制御などの分野の伸びに支えられ、2009年度以降2012年まで平均8.5%で伸長を続け、市場規模は1兆7,080億円にまで拡大するとしている。とりわけ、自動車制御のソフトウェア開発の伸びは平均伸長率16%と力強い勢いがあり、景気後退による自動車販売台数の低下はあっても、ソフトウェア開発にはさほど大きな影響はないものと見込んでいる。
一方、下限の予測に目を向けると、2008年度については伸び率6.8%と上限の予測と同じ数値が示されているものの、2009年度以降では、景気後退の影響によって伸び率は5%程度で推移し、2012年度の市場規模は1兆5,060億円にとどまると見られている。
| 国内組み込みシステム・ソリューション市場の推移 |
さらに、対象企業62社における主な製品分野の売上高の推移では、これまで組み込みシステム市場を牽引してきた民生用通信端末(携帯電話)分野が下降傾向を示すとともに、代わりに運輸/建設機器分野(自動車制御)が伸長し、2009年度の売上げで携帯電話を抜くものと予想されている。
また、他の分野においても市場は上昇傾向にあるとしている。それぞれの分野の開発需要を牽引している事柄としては、通信設備機器分野では次世代ネットワーク(NGN)事業の進展、個人用情報機器(カー・ナビゲーション・システム)では自動車の電子化、AV機器ではデジタルTV、デジタルカメラ、DVDなどの開発需要、OA機器・コンピュータ周辺機器では複合機やストレージ機器の開発需要などが挙げられている。
| 主な分野の売上高推移(62社) |
(Computerworld.jp)
第9回 組み込みシステムで使用可能なメモリ容量を倍増するメモリ圧縮技術「CRAMES」
[国内]【ミック研調査】国内組み込みシステム市場、2007年度は前年比10%増の成長に

2007年度の市場規模は1兆1,540億円。2011年度まで年率13%の成長を予測
[米国]ジュニパーの研究者、組み込みチップの脆弱性を突く攻撃手法を提起
不正コード実行を可能にする実証技術も開発
[米国]マイクロソフト、組み込みデバイス向け「.Net Micro」をリリース
組み込みデバイス開発分野でLinuxに挑戦状





