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[世界]
【SIA調査】
2006年以降の半導体業界を展望
(2005年11月18日)
米国に本拠を置く半導体メーカーの業界団体、半導体工業会(SIA)は11月17日、全世界の半導体業界の総売上高が2008年末時点で3,090億ドルに達するとの予測を明らかにした。
またSIAは、今年(2005年)の売上見通しを前年比6.8%増の2,276億ドルに上方修正した。当初の見通しは6%増だった。半導体の売上高は、昨年(2004年)に2,130億ドルという記録的な水準に達した。
半導体は世界の電子機器に使用されているので、SIAの強気の予測は、技術業界が順調な成長を続けると同団体が見ていることを示している。MP3プレイヤー、多機能携帯電話、家庭向けのデジタル・エンターテインメント機器などの消費者向け製品が、今後数年間にかけても売上増の主な牽引役となるが、IT(情報技術)機器が最大の市場であり続けることに変わりはない、とSIAは述べている。
SIAによると、PCなどの主要エンドマーケットは来年10%成長する可能性が高く、携帯電話の売上高は13%伸びる見通しだ。しかし、新しい消費者向け製品であるデジタルTVやMP3プレイヤーの伸びは古い製品を大きく上回り、各カテゴリーで52%の成長が予測されるという。
地域別では、この先数年間に半導体チップ業界の売上高の成長をリードすると見られているのは、アジア太平洋地域だ。この地域の今年(2005年)の売上高は前年比16.4%増の約1,030億ドルになる見通しであり、来年は11.4%増で1,140億ドル、2008年には1,504億ドルに達する、とSIAは予測している。
SIAの数字によると、今年、半導体チップの販売が最も不振だったのは日本で、売上高が前年を下回る見通し(前年比2.6%減の約446億ドル)だが、次いで、ヨーロッパも微々たる成長にとどまる見通し(前年比0.1%増の約395億ドル)という。しかし、来年には、日本は前年比5.2%増と持ち直し、ヨーロッパも4.9%増に回復する見通しだ、とSIAは述べている。
製品分野別に見てみると、通信機器に使用されている、デジタル・シグナル・プロセッサ(DSP)に、来年は最も急激な伸びが期待できる。背景には、携帯電話機の好調な販売、3G(第3世代)携帯電話への移行のほか、新たに、高画質のビデオカメラなどの家電製品にもDSPチップが使用されるようになってことがある。
DSPの売上高は、今年は前年並みで横ばいにとどまるものの、来年は前年比17.2%増の拡大を示して91億ドルになる、とSIAでは予測している。
フラッシュメモリも、今年に続いて来年も好調が期待できる。この分野の牽引役は、主にMP3プレイヤーやデジタル・カメラなどのデータ保存用に使用されているNANDフラッシュである。また、携帯電話でソフトウェアのアクセスや稼働に使用されているNORフラッシュも、NANDフラッシュには及ばないが、成長し続ける見通しだという。フラッシュメモリの売上高は、今年は前年比16.1%増の見通しであり、来年も前年比15.9%増で約210億ドルに達する、とSIAは予測している。また、NANDの来年の売上高は前年比23.5%増、NORは前年比6.1%増と予測している。
これに対し、DRAMメモリ・チップの売上高は来年大幅に落ち込む見通しだ。DRAMの今年の売上高は前年比4.8%減の約256億ドルとなる見通しであり、来年はさらに10.1%減の約230億ドルに下がると予測している。
(Originally reported by Dan Nystedt, IDG News Service 11/17/2005)
(IDG News Service)





