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[世界]
【ガートナー調査】
2003年の世界PC出荷台数、10.9%増の1億6,886万台に
(2004年01月15日)
ガートナージャパンは1月15日、米国ガートナーがまとめた2003年の世界PC市場(サーバを含む)の調査結果(暫定値)を発表した。これによると、2003年のベンダー出荷台数は対前年比10.9%増の1億6,886万台、同年第4四半期(10〜12月)の出荷台数は対前年比12.0%増の4,838万台となり、ともに2ケタ成長となる見通しだ。ただし、これらの調査結果は暫定値であり、今後発表される最終確定値と異なる場合もあるという。
ガートナーは、2003年のPC市場の成長を牽引した要因について、「安定した個人需要」、「ノートPC市場の高成長」、「価格低下」の3点を挙げている。なお、法人市場については、プラス成長を示しているものの、上昇スピードはまだゆるやかなペースにとどまっているとしている。
2003年のPC出荷台数シェアでは、デルが15.0%で第1位となり、HPが14.3%でこれに続いている。デルは2003年第1四半期から3 四半期連続で世界シェア1位を確保したものの、第4四半期はHPがシェア1位となる見通しだ。HPが四半期出荷台数シェアで第1位となるのは、2002年第4四半期以来のこと。ガートナーのデータクエスト部門では、第4四半期は個人需要が高まる時期であり、もともと個人市場に強くないデルにとっては不利な時期であると分析している。
| 表1:世界市場における2003年のベンダー別PC出荷台数(暫定値)
出典:ガートナー データクエスト(2004年1月) |
ガートナーでは、2003年は世界的にPCと家庭用電化製品が相互に本格的な競合を開始した年になったとしている。同社のコンピューティング・プラットフォーム・ワールドワイド・グループで日本のPC市場分析を担当する主席アナリストの蒔田佳苗氏は、PCの家電分野への進出は、日本市場において先行して進んでいるとし、その状況について次のように説明する。
「(日本市場では)、個人向けデスクトップ・モデル出荷台数の半数以上にTVチューナー、録画機能などが内蔵され、比較的安価な製品にもAV機能が搭載されている。その背景には、日本のPCベンダーの多くが、従来総合電器メーカーとして家電製品を提供していることや、他社のPC製品との差別化の一環として、それぞれが得意とする家電製品や技術との連携に早くから注力してきたことなどがある」
一方、同グループの副社長を務めるチャールズ・スマルダーズ氏は、「米国市場においても、2003年第4四半期には、デル、HP、ゲートウェイなど大手PCベンダーが、PCと家電を接続・融合する商品(Media Center PCなど)や、液晶TVなどの家電製品を市場投入するなど、家電分野への進出が顕著になってきた」と述べている。
ちなみに、米国市場における2003年のPC出荷台数は、対前年度比12.4%増の5,770万台となり、世界市場の成長率を上回る見通しという。こうした成長の背景には、個人市場における高い需要の伸びと、同市場における主要ベンダーのシェア獲得に向けた積極的な取り組みがある。特に、デルと HPが世界市場の平均を上回る成長率を示しており、米国市場全体の成長を牽引している。
| 表2:米国市場における2003年のベンダー別PC出荷台数(暫定値)
出典:ガートナー データクエスト(2004年1月) |
(CIO Online)





