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[国内] 【IDC調査】
2002年のハイエンド・エンタープライズ・サーバ市場規模は7,808億円

(2003年10月06日)

 IDC Japanは10月6日、国内ハイエンド・エンタープライズ・サーバ市場に関する調査結果を発表。2002年の同市場規模が7,808億円となったことを明らかにした。

 同社は、ハイエンド・エンタープライズ・サーバを、平均顧客購入金額が5,000万円以上のサーバと定義している。同市場の出荷金額の大半はメインフレーム、RISCサーバの上位機種、およびスーパーコンピュータによって占められるという。また、同市場をOSタイプの違いにより、プロプライエタリ・システムとオープン・システムに分類している。

 調査結果によると、国内ハイエンド・エンタープライズ・サーバ市場の国内サーバ市場全体に占める出荷金額比率は、2000年上半期に50.8%のピークを記録した後、同年下半期にはいったん45.1%に落ち込んだものの、その後は徐々に比率を高め、2002年下半期には47.2%となった。国内サーバ市場全体が縮小する中で、ハイエンド・エンタープライズ・サーバの割合は相対的に上昇傾向を示している(図1)。


図1:国内ハイエンド・エンタープライズ・サーバ市場(2000年〜2002年)

 ハイエンド・エンタープライズ・サーバのうち、UNIX、Linux、Windows、NetWareなどのOSを搭載したオープン・システム、特にRISCプロセッサを搭載したサーバは、国内経済の長期停滞の影響を受けて、成長に歯止めがかかっているという。一方、メインフレームやオフコンなどベンダー独自OSを搭載したプロプライエタリ・システムは、出荷金額は減少傾向にあるものの、ハイエンド・エンタープライズ・サーバ市場全体に占める比率は70〜80%の範囲で高止まりしたとしている。これについて、IDC Japanは、国内経済の停滞により新規需要が減退する中で、プロプライエタリ・システム、特にメインフレームの既存ユーザーがメインフレームによるアップサイジングを進めていることを理由の1つとして挙げている。

 2002年の国内ハイエンド・エンタープライズ・サーバ市場をメーカー別出荷金額シェアで見ると、第1位の富士通と第2位のIBMの上位2社が市場全体の50%以上を占めており、3位以下に、NEC、日立製作所、HPが続いている(図2)。上位5社のうち、2000年からシェアを伸ばしたのは、 IBM、NEC、HPの3社、特にNECはメインフレームやRISCサーバの出荷が低迷する中で、スーパーコンピュータの出荷が伸び、2000年の 11.9%から2002年には16.0%へとシェアを拡大した。


図2:国内ハイエンド・エンタープライズ・サーバ市場ベンダー市場別出荷金額シェア

 国内ハイエンド・エンタープライズ・サーバ市場の今後について、IDC Japanのサーバ・リサーチ・マネジャーの福冨里志氏は、「IA64サーバの登場によってオープン化の選択肢が増加し、景気回復によって新規システムの需要が回復にするに従って、相対的にプロプライエタリ・システムに対するユーザーの投資比率が下がることから、長期的には国内ハイエンド・エンタープライズ・サーバ市場は再び縮小傾向になる」と分析する。

 今回の発表の詳細は、IDC Japanが発行する調査リポート「国内エンタープライズ・サーバ市場動向とベンダー分析」に報告されている。同リポートでは、2000年〜2002年における国内ハイエンド・エンタープライズ・サーバ市場の出荷動向を半期単位で解説し、主要ベンダーの競合環境の分析を行っている。また、同市場における主要ベンダーのプロフィール、産業分野別を含む出荷金額シェア、サーバ・クラス別出荷金額シェアおよび構成比、戦略について報告している。

(CIO Online)






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