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[世界]
【IDC調査】
2003年第3四半期の世界サーバ市場は上向き、IBMがリード
(2003年11月27日)
IT市場調査会社の米国IDCが11月26日に発表した最新の数字(速報値)によると、世界サーバ市場は、2年間の収縮の後で再び拡大しつつあるという。
2003年第3四半期の世界のサーバ売上高は前年同期比2%増になった、とIDCのサーバ・グループのプログラム・ディレクター、マーク・メレノフスキーは語っている。世界のサーバ売上高は108億ドルで、1年前の2002年第3四半期に106億ドルだったが108億ドルに拡大した。この売上高には、サーバのハードウェア、オペレーティング・システム(OS)、初期ストレージのコストが含まれる。
また、同四半期のサーバ出荷台数は、インテル製やアドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)製のプロセッサを搭載したサーバの販売好調により、前年同期より19.5%増加した。
サーバ市場は、2003年第2四半期にも、売上高が前年同期比0.2%増というわずかな成長を示していたが、IDCは、その数字を発表した際に、過去9四半期連続で縮小したサーバ市場の回復を予測するのは早すぎるとしていた。
IDCのアナリストは今回の数字とともに、慎重な楽観を口にした。「これは良い兆候であり、エンタープライズITに対する支出が成長に向かいつつある兆しだと思う」とメレノフスキー氏は語り、第4四半期のサーバ売上高は前年同期比2〜3%増、2004年は2003年より約5%増になるとの予測も示した。
ベンダー別売上高では、IBMが34億ドル(市場シェア31.1%)でサーバ市場1位の座を保持し、リードをやや広げた。2位はヒューレット・パッカード(HP)は30億ドル(27.7%)、3位はサン・マイクロシステムズで11億7,000万ドル(10.8%)、4位がデルで10億3,000万ドル(9.5%)だった。
メレノフスキー氏によると、IBMの売上高は前年同期比6.6%増で、全サーバ製品ラインで売上を伸ばした。特に、UNIXサーバ市場全体の売上高が前年同期比3.8%縮小したのに対し、IBMのUNIXサーバ・ライン「pSeries」では売上高は2%増加した。この拡大の一因には、IBMがpSeriesサーバを広範に刷新し、その多くで搭載プロセッサをPower4+にアップグレードしたことが含まれる、と同氏は語っている。
一方、サン・マイクロシステムズはUNIXサーバへの支出縮小によって最も大きな影響を被り、前年同期よりも市場シェアが約9.3%も下がった。Linux市場の前年同期比50%増という成長がサンに大打撃を与えた、とメレノフスキー氏は語っている。
Linuxシステムの販売が特に好調だったのは、ハイパフォーマンス・コンピューティング(HPC)クラスタと、Webインフラ市場であり、知的財産権をLinux OSが侵害しているというSCOグループの主張には影響を受けなかったようだ、とメレノフスキー氏は述べた。
一方、Windowsサーバの販売も前年同期比10%増と相当の伸びを示し、IDCの第3四半期についての事前予測を上回った。「1999年または2000年に購入された3〜4年目のシステムが多数あり、それらが新しいシステムにリプレースされつつある」とメレノフスキー氏。また、出荷台数に注目すれば、Wいndowsシステムの方が優勢で、第3四半期に出荷されたWindowsサーバは約84万1,000台で、Linuxサーバの21億台をはるかに上回っているという。
(IDG News Service)





