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[世界]
【ガートナー調査】
2005年の世界DRAM市場はマイナス成長
(2006年02月14日)
米国ガートナーのデータクエスト部門の速報値によると、2005年の世界のDRAM売上高は約250億ドルで、前年(2004年)の約263億ドルを5%下回った。売上高が前年を下回るのは、前年比63.2%減を記録した2001年以来のことだ。
ガートナーによると、NANDフラッシュメモリ人気がなければ、大手メモリ・メーカーはDRAMの過剰生産による価格低下に直面し、大きな打撃を受けていたはずだという。NANDフラッシュメモリ人気のおかげで、メモリ・メーカーは昨年、そうした状況に陥らずに済んだというのだ。
iPodミュージック・プレーヤーの内蔵メモリからデジタル・カメラ、携帯電話用のメモリ・カードまで、デジタル携帯機器で音楽や写真などのデジタル・データ保存が大衆化したことが、大容量かつ低価格でさまざまな製品に使用できるNANDフラッシュの需要を産み出した。DRAMの生産ラインはわずかな調整だけでNAND型フラッシュの生産に転用でき、その逆もまた容易である。
メモリ業界は、熾烈な競争に直面しているメーカーがそれぞれ市場シェアを得ようと新工場に大きな投資を行うことで、商品の供給過剰が発生し、いつも景気の浮沈の循環を繰り返している。過去数年間の景気動向を見ると、好況よりも供給過剰の局面が多かった。そうした状況は、短期的にはユーザーに価格低下の恩恵をもたらすが、長期的には業界にもユーザーにも損害を与えかねない。
DRAM市場を支配しているのは相変わらず韓国である。ガートナーの速報値によると、2005年のDRAM市場シェアは、1位がサムスン電子(32.1%)、2位がハイニックス・セミコンダクタ(16.4%)で、昨年両社はNANDフラッシュに比重を移したものの、販売された全DRAMチップの半分近くを両社の製品が占めた。
3位は米国のマイクロン・テクノロジーズ(15.5%)、4位はドイツのインフィニオン・テクノロジーズ(12.7%)、5位は日本のエルピーダメモリ(7.1%)だった。また、6位の南亜科技(5.8%)を含む台湾企業が、以下10位までのほとんどを占めた。南亜科技は、売上高が前年比21.4%増で、上位10社の中で最も高い伸びを示している。
(IDG News Service 台北支局)





