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[世界]
【IDC調査】
2005年の世界ディスク・ストレージ市場、2ケタの記録的成長を達成
(2006年03月02日)
米国IDCは3月2日、世界ディスク・ストレージ・システム市場に関する調査結果を発表した。これによると、2005年の世界ディスク・ストレージ・システム市場規模は対前年比10.7%増の237億ドルと、2ケタの記録的成長を達成したという。2005年通年でのベンダー別の出荷金額シェアは、1位が23.1%の米国ヒューレット・パッカード(HP)で、2位が同20.3%の米国IBM、3位が同14.2%の米国EMCと続いた。
外付型ディスク・ストレージ・システムの世界出荷金額は、2005年第4四半期で前年同期比17.9%増の47億ドル、2005年通年では前年比12.1%増の160億ドルとなった。
IDCでは、2005年のディスク・ストレージ・システム市場が好調であった要因として、(1)データの急増、(2)データ保護やビジネス・コンティニュイティへの取り組みに役立つストレージ・システムの供給増加、の2つを挙げている。
同社のアナリストでストレージ・システムズ担当プログラム・マネジャーを務めるブラッド・ニスベット氏は、「2001年の落ち込み以来、同市場の成長は低調だったが、2005年は全体を通じて成長に加速が見られた」と述べている。
同氏によると、価格が5万ドル以上15万ドル未満のミッドレンジ・システムの売れ行きがとりわけ好調だったという。
同氏は、「ミッドレンジ・システムの売れ行きは相変わらず好調だ。以前はハイエンドでしか提供されなかった機能の多くが、その下の市場セグメント向けの製品にも移植された。また最近、ミッドレンジ・システムの多くが、データ保護やビジネス・コンティニュイティへの取り組みに役立つ多階層型ストレージ環境をサポートしたことも、市場の成長を後押しした要因の1つになっている」と分析している。
2005年第4四半期の外付型ディスク・ストレージ・システム市場におけるベンダー別の世界出荷金額シェアは、EMCが20.6%で1位となり、HPが18.0%、IBMが15.9%と続いた。ニスベット氏によると、HPとIBMの業績は前年同期と比べて大きな改善が見られたとしている。
| 外付型ディスク・ストレージ・システム市場の2005年第4四半期ベンダー別世界出荷金額シェア(Source : IDC, 3/2006) |
「ここしばらくは、EMC、デル、ネットアップなどの好調が目立つ一方、それ以外のベンダー各社の業績は前年並みの横ばいで変化が見られなかったが、HPやIBMは事業を立て直し、成長率アップを実現している」(ニスベット氏)
一方、NAS、Open SAN、iSCSI SANを含むネットワーク・ディスク・ストレージ市場の2005年第4四半期の世界出荷金額は、前年同期比24.2%増の3.1億ドル以上に達した。同期のベンダー別売上シェア上位は、EMCが26.9%、HPが19.7%、IBMが13.6%の順になった。
このうち、NAS市場だけの出荷金額は前年同期比23.3%増となり、同市場のベンダー別売上シェアはEMC、ネットワーク・アプライアンス(ネットアップ)の2社がそれぞれが39.5%、31.8%を占めた。一方、iSCSI SAN市場の出荷金額は前年同期比130.0%増の9,400万ドルを記録し、ベンダー別の出荷金額シェアではネットアップが26.2%と、EMCの20.6%をリードした。
(IDG News Service ニューヨーク支局)





