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[世界] 【ガートナー調査】
世界PC市場は2006年に減速、出荷台数の伸びは10%強に

(2006年03月09日)

 米国ガートナーは、世界市場における2006年のPC出荷台数の成長率が2005年よりも鈍化すると予想している。同社は3月9日、2005年のPC出荷台数が前年比15.5%増であったのに対し、2006年の出荷台数は約2億3,450万台で前年比10.7%増にとどまるとの見通しを明らかにした。

 ガートナーによると、2006年はモバイルPCの出荷台数が大きく伸びるものの、デスクトップPCのリプレース需要の鈍化がPC市場全体の成長率を引き下げるという。デスクトップPCの出荷台数は、新興市場で前年比19.5%増加するが、米国や欧州を含む成熟市場で8.6%のマイナスとなり、全世界では1.9%増の成長にとどまる。一方、モバイルの出荷台数は、全世界で前年比31.4%の伸びを示すと予想する。

 またガートナーは、マイクロソフトが新OS「Windows Vista」の出荷時期を明示しなかったり、新たに発表されたインテル・プロセッサの採用をエンドユーザーが見送ったりした場合には、2006年のPC出荷台数の成長率はさらに下がる可能性があるとしている。

 一方、米国IDCも数カ月前に、2006年の世界PC出荷台数の成長率が2005年よりも低下し、前年比10.5%増にとどまるとする予測を発表している。

 IDCのアナリスト、デビッド・ダウド氏によると、2006年のPC出荷台数は、13.2%の成長が予測されるアジア太平洋地域と、18.5%の成長が予測される新興市場(東ヨーロッパ、中東、アフリカ、中南米諸国など)が牽引する一方、成熟市場での出荷台数は伸び悩み、西ヨーロッパは9.7%増、米国は6.8%増、日本はほぼ横ばいで推移するという。これは3月9日、IDG News Service記者の取材に対して語ったもの。

 なお、IDCは上記の予測を発表した2005年12月の時点で、2005年の世界PC出荷台数が前年比15.8%増になるとの見通しを示していたが、2006年1月に発表した出荷台数速報では16.4%増(暫定値)と報告している。ダウド氏が示した最新の数字によると、2005年の出荷台数は前年比15.9%増だった。

 ダウド氏は、2006年の成長率が2005年よりも低下する要因として、成熟市場でのデスクトップPC需要が飽和することを挙げる。また、2007年の成長率は、Windows Vista出荷のプラス効果により2006年のレベル以下にはならないと見ている。

(IDG News Service マイアミ支局)






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