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[世界]
【SIA調査】
2007年の世界半導体売上高、SIAが予測を大幅に下方修正
プロセッサ/DRAM価格の下落が影響
(2007年06月15日)
米国半導体工業会(SIA)は6月13日、2007年の世界半導体売上高予測を下方修正したと発表した。SIAはこれまで前年比10%増との見通しを示していたが、マイクロプロセッサとDRAMの価格が下がり続けているのを受け、1.8%増の2,520億ドルへと大幅に引き下げた。
SIAによると、電子機器自体の売上げは当初の予想どおりに推移しているという。また、チップの出荷状況も、エンドユーザーの需要と同様、総体的には健全な状態を保っている。しかし、メモリの供給過剰や、マイクロプロセッサ市場におけるインテルとAMDの価格競争などにより、チップ価格は下がり続けている。
SIAは声明の中でこう述べている。「エンドマーケットは引き続き堅調だ。消費者の側も、チップ・テクノロジーの進歩によるパフォーマンスや機能の向上と、製品価格の値下がりが同時に進むことでもたらされる利益を認識しつつある。(半導体売上高の)伸び率は、当初の見込みよりも鈍る見通しだが、世界市場でのマイクロチップの売上高が、記録的な数字だった前年を上回るのは間違いないと考えている」
技術的に進んだマイクロプロセッサを低コストで入手できるという点で、インテルとAMDによる価格競争は消費者にとって好ましいことだ。一般に、マイクロプロセッサはPCに使われるチップの中で最も価格が高い。SIAは、インテルが一部のマイクロプロセッサ製品の価格を今年7月末に再度引き下げる可能性を示唆している。
一方、DRAM価格の値下がりも著しい。メモリ・チップの商取引市場を運営する台湾のDRAMエクスチェンジ・テクノロジーによると、現在主流となっている512MビットのDDR2 SDRAM(667MHz)は、今年になって価格が72%も下落したという。ただし、同社の市場調査部門は、DRAMチップの価格は底を打っており、6月後半にかけて上昇に転じるとの見通しを示している。
NANDフラッシュ・メモリの価格もDRAMと同じような状態だが、DRAMほど急激に下がっているわけではない。今年初めの供給過剰は、メモリ・メーカーが製造ラインを変更し、DRAMのほうを増産する体制に切り替えたことで払拭されている。DRAMエクスチェンジの調査によると、8GBのNANDメモリは今年18%値下がりして9ドル26セントになった。4GBのNANDメモリも、5ドル69セントと15%近く値下がりしている。
SIAは、PCと携帯電話の出荷台数増がチップの売上高を牽引すると見ている。現在売れ筋となっている3G(第3世代通信)携帯電話は、従来の製品よりも多くのチップを使っているからだ。
2007年の世界半導体市場については、ガートナーも数週間前にSIAと同様の見通しを示していた。このとき同社は、前年比6.4%増というそれまでの売上高予測を、2.5%増の2,692億ドルへと下方修正している。
(ダン・ニーステット/IDG News Service 台北支局)
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