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[米国]
【ケルシー調査】
急成長するモバイル検索広告市場、2012年には14億ドル規模に
年平均112%の成長率で拡大へ
(2007年09月12日)
米国の調査会社ケルシー・グループが9月10日に発表したリポートによると、米国のモバイル機器向け検索広告市場は今後数年間で急成長する見込みだ。5年後の2012年には14億ドル規模に達すると同社ではみている。
ケルシー・グループでは今年の米国モバイル検索広告市場(売上高)を3,320万ドルと見込んでいる。その後、同市場は年平均112%の成長率で拡大し、2012年には14億ドルに膨れ上がるという。
「これはすなわち、大手モバイル・キャリアのみならず、グーグルやヤフー、マイクロソフトなどの検索エンジン大手も、この未知の市場でビジネスを繰り広げることを意味する」と、ケルシー・グループのアナリスト、マット・ブース氏はリポートで述べている。「市場規模の拡大に伴い、通信キャリアや検索ベンダーは、競争や提携を繰り返しながらサービス向上の方法を見つけ出していくはずだ」
ブース氏は市場拡大の理由として、モバイル・ブロードバンド・サービスの可用性向上、GPS(全地球測位システム)機能の拡張、モバイル機器のユーザビリティ(使いやすさ)改善など、ハードウェアとソフトウェアの両方で技術的改良が進むことを挙げている。
モバイル検索広告がオンライン広告市場での未開拓分野であることは周知のことだったが、この市場が爆発的に成長するとの見通しはこれまではっきりとは示されてこなかった。今回ケルシー・グループが具体的な数字にまで踏み込んだのは、携帯電話経由でインターネットに接続するユーザーが米国で着実に増えていることが背景がある。
ケルシー・グループの予測によると、米国のモバイル・インターネット・ユーザーは年平均20%の割合で増加し、5年後の2012年には約9,200万人が携帯電話経由でインターネットに接続するようになるという。
グーグルやヤフー、マイクロソフトなどの大手インターネット企業の側でも、かねてからモバイル機器向けサービスの充実に力を入れてきた。例えば、電子メールやIM(インスタント・メッセージ)、画像管理/変数ソフト、検索エンジンといったPCベースのオンライン・サービスをモバイル機器向けに適合させ、すでに提供している。
ヤフーは「Yahoo Go for Mobile 2.0」というモバイル・サービスとアプリケーションのスイートを持っている。一方、グーグルは「Gmail」、「Google Maps」、「YouTube」、「Picasa」、「Blogger」などのモバイル版を用意している。マイクロソフトも同様で、「Windows Live Hotmail」や「Spaces」、「Messenger」などのモバイル版を提供中だ。
ちなみに、グーグルは各種サービスをモバイル機器に適合させるだけでなく、来年1月に実施される予定の700MHz無線周波数帯の競売に参加する意向も示している。加えてグーグルには、携帯電話を自社で開発中とのうわさもある。
(ホアン・カルロス・ペレス/IDG News Service マイアミ支局)





