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[米国] 【Forrester調査】
“使いにくい”就職支援サイトの実態――フォレスターの調査で浮き彫りに

「求職者、求人企業の双方にとって悪影響をもたらす」

(2008年04月10日)

 米国Forrester Researchが先ごろ発表した調査結果によると、Dice.comMonster.comといったオンラインの就職支援サイトを使って求職者が仕事を探すことが困難になってきており、雇用企業の求人が埋まらない事態が発生する可能性があるという。同社は、企業の求人サイトや就職支援サイトのユーザビリティおよびパフォーマンスをテストし、大半が合格点に達していない点を問題視している。

 Forresterは今回、12件に及ぶ企業の求人サイトおよび就職支援サイトを調査した。対象となったのは、金融サービスおよび小売りの2業種から、それぞれ年商の高い順に選んだ4社(計8社)の求人サイトと、4つの代表的な就職支援サイトである。Forresterが各Webサイトの評価を行ったところ、これらのサイトはいずれも合格点に達しなかったという。

 Forresterの発表した調査リポート「Best and Worst of Career Web Sites」には、「就職支援サイトは総合的にほかの業種よりも成績がよかったが、金融サービス企業の求人サイトはスコアが最も低かった。結果的には、審査の過程でいくつもの欠点が浮き彫りになり、調査対象となった全サイトを不合格とした」と記されている。

 非効率な求人サイト/就職支援サイトは、求職者が使いにくいばかりでなく、求人企業にも悪影響を及ぼすとForresterは指摘している。「求人サイトや就職支援サイトを運営する企業は、Webサイトの収益性を優先し、採用セクションを軽視しがちだが、これは好ましくない傾向だ」(同リポートより)

 今日では、25〜34歳の求職者の60%以上が主にインターネットで求人情報を探しており、大企業が求人募集するにあたっては、求人サイト/就職支援サイトの利用が一般的になっているという。Forresterは、今後もこうしたWebサイトの人気がさらに高まると予想している。それにもかかわらず、今回の調査からは、求人サイト/就職支援サイト全体にわたって、パフォーマンスが低い現状が浮き彫りになった。

 「12サイト中10サイトのスコアがマイナスだった」と、同リポートには記されている。Forresterが調査した全25個の指標における合格点は25点以上で、スコアの下限は−50点、上限は+50点である。「+10点を獲得した『Yahoo! Hotjobs』が第1位となったが、それでも合格点を15ポイントも下回っている。最下位は、−18点のMerrill Lynchだ。全サイトの平均スコアは−8.8点だった」(同リポートより)

 Forresterが調査したのは、金融サービス業界ではAmerican International Group(AIG)、Citigroup、Merrill Lynch、The Goldman Sachs Group、小売業界ではJCPenney、Kroger、Macy's、Rite Aid、就職支援サイトではCareerBuilder.comDice.comMonster.comYahoo! Hotjobsである。

 全業界の求人サイトに共通する問題としては、「コンテンツおよび機能に不備がある」「ナビゲーションの流れに欠陥がある」「文字が判別できない」「エラー処理がうまく実行できない」「プライバシーおよびセキュリティ・ポリシーが欠落している」などがあった。求人サイトの運営側は、ユーザーのことを念頭に置いて求人サイトをデザインし、サイトの利便性を低下させている問題をすぐにでも修正すべきだと、Forresterは指摘している。

 「基礎的な部分をしっかり作り込んでおけば、画期的なソリューションの開発に資材を回し、エクスペリエンスの面で他社の求人サイトに差をつけることができる」(同リポートより)

(Denise Dubie/Network World米国版)




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