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[英国]
【Coleman Parkes調査】
「イノベーション追求の時間がない」――日常業務に忙殺されるCIOの実態が明らかに
取締役を兼任する大手企業のCIOはわずか3%のみ
(2008年09月26日)
英国の調査会社Coleman Parkesは先ごろ、取締役会のメンバーも兼任している大企業のCIOはわずか3%にすぎないとの調査結果を発表した。それでもCIOは、企業のために革新的な戦略を考案することを期待されているという。
調査結果によると、10人のCIOのうち9人が、自分たちにとってイノベーションの追求は非常に重要な役割であると回答している。にもかかわらず、予算不足とITスタッフに対する否定的な考えが企業内で蔓延しているため、イノベーションの追求は困難であるとの憂虜すべき事実が判明した。
また、時間的なプレッシャーもCIOに重くのしかかっている。CIOは、新規企画の考案よりも“日常業務をこなす”ことにほとんどの時間を費やしている。CIOの勤務時間の51%はIT関連の問題解決に、13%はソフトウェアの修正に、そして17%はシステム管理に当てられているのが現状だという。プランニングに費やされるのは、残り5分の1弱の時間だけである。
| CIOの実態調査を行った英国Coleman ParkesのWebサイト |
さらに、大企業のCIOの3分の2がイノベーションをもたらすことに満足感を得ている一方で、3分の1のCIOがイノベーションにITは関係ないと考えていることが判明した。また同調査では、10人中6人のCIOが、現在の役割に対する満足度を「中位」または「低い」と評価している。こうした点から、多くのCIOが仕事に対して幻滅している事実も浮き彫りになった。
コンポーネント・ベンダーの英国e2v technologiesのCIO、エド・ヘファーマン(Ed Hefferman)氏は、CIOとしての現状に対し苛立ちを感じているという。「CIOが役員にならないかぎりイノベーションの創出は難しい。かといって、勤務時間のほとんどを日常業務に費やさなければならないのであれば、そもそも話にならない」(ヘファーマン氏)
また、IT部門の将来に関する懸念も大きいようだ。CIOの57%は、今後5年間でIT部門が縮小すると答えている。
Colemanの調査によれば、オフィス外で仕事をするモバイル・ワーカーの需要拡大がCIOの業務にも大きな影響を与えているようだ。10人中9人のCIOは、モバイル・ワーカーへの適切なアプリケーションの提供が以前よりも困難になっていると回答した。また、約60%は、社外で働くスタッフの管理に頭を悩ませている。
一部のCIOは、自社オフィス以外で従業員が働くことに消極的な姿勢を見せている。CIOの40%は、モバイル・ワーカーが仕事を外でこなす際には何らかの障害があると答え、34%はオフィスで働く場合と同様の成果を出すのは困難だと回答した。
一方、CIOは、SaaSがもたらす業務変革に対する準備は整っているようで、今後5年間で約61%のアプリケーションがWebベースで提供されるようになると予測している。
なお、今回の調査は、米国Salesforce.comの依頼を受け、100名のCIOに対するインタビュー結果をColeman Parkesがまとめたものである。
(Leo King/Computerworld英国版)
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