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[世界]
【Dimension Data調査】
ITIL採用の陰に潜む“習熟度”の問題――CIOへの調査結果で明らかに
多くのCIOがスキル不足を懸念。「ITILを本格的に実践」との回答は米国で10%未満
(2008年03月03日)
ITサービスの提供ベンダーであるDimension Data(ヨハネスブルグ)は先ごろ、ITILなどのベスト・プラクティス・フレームワークの採用動向に関する調査結果を発表した。それによると、米国では現在、ITILの採用が一般的になりつつあるものの、多くのCIOがそうしたITサービスの提供スキルを自社がマスターしていないと考えていることが明らかになった。
今回の調査では、5大陸14カ国にまたがる370人のCIOから回答を得ている。
調査結果によると、米国の企業/団体に所属する100人のCIOのうち、60%近くがITILを採用していると答えているが、ITILを「本格的に実践できている」と自認しているのは10%未満にとどまった。米国以外の企業/団体に所属する270人のCIOにおいては、66%がITILを採用しており、17%がITILを本格的に実践できていると回答している。
一方、85%に及ぶ米国企業のCIOが、ITILやその他のITサービス・マネジメントのベスト・プラクティスには、既存のベスト・プラクティスを改善する潜在能力があると回答している。また、40%の米国企業のCIOは、ITILを利用することでより効率的なタスク処理が可能になると考え、同じく25%のCIOが、ITILによってビジネス部門とIT部門に共通した技術を提供することができると答えている。
その反面、ITILを採用していると回答した米国企業のCIOのうち、31%がベスト・プラクティス・フレームワークには改良の余地がある点を指摘している。25%の米国CIOがITILなどのベスト・プラクティスにはもっと柔軟性があったほうがいいと見ており、米国CIOの5%に至っては、ITILは規定が細かすぎるため、その採用によってイノベーションが阻害されたと回答している。
また、今回の調査結果によれば、米国や世界のIT企業におけるITILやITサービス・マネジメントの採用促進を阻害している要因には、訓練/認定取得/導入に関連したコストと、導入開始に向けた基盤が整備されているかを評価する社内リソースの不足も関係しているという。
調査に協力した米国企業/団体の大多数はITILを採用していたが、他のベスト・プラクティスも採用している。例えば、46%が「Six Sigma」、38%が「Microsoft Operation Framework」、33%がISO標準、30%が「Total Quality Management」を採用していると回答している。
(Denise Dubie/Network World 米国版)
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