IBM、第2四半期はソフトウェアとサービスの好調で増収増益
アナリストの予測を上回る好業績米国IBMが7月18日に発表した2011年度第2四半期決算(6月30日締め)は、ソフトウェアとサービスの好調に支えられて増収増益となった。
第2四半期の売上高は前年同期比12%増の267億ドル。純利益は8%増の37億ドル。特殊要因を除いた非GAAP(一般会計原則)ベースの利益は11%増の38億ドル。1株利益は3.00ドルで、非GAAPベースの1株利益は3.09ドルとなった。
IBMによると、ソフトウェア部門とシステムズ・アンド・テクノロジー部門はいずれも17%の増収を記録したという。ソフトウェア部門の売上高は62億ドル。このうち「WebSphere」「Tivoli」「Lotus」「Rational」などのミドルウェア製品は、21%増の39億ドルとなった。
ハードウェアを手がけるシステムズ・アンド・テクノロジー部門の売上高は47億ドル。メインフレーム・サーバ「System z」の売上高は61%伸び、System zの総出荷量はMIPS(毎秒100万回の命令実行能力)換算で86%増となった。Power Systemの売上高は12%増えた。
グローバル・サービス事業全体の売上高は10%増となった。2011年6月30日時点での推計受注残高は1,440億ドルとなり、前年同期比で150億ドル増えた。グローバル・テクノロジー・サービス部門の売上高は11%増の102億ドル、グローバル・ビジネス・サービス部門の売上高は9%増の49億ドルとなった。
これらの事業の好調により、IBMの売上高と利益はアナリストの事前予測を上回った。米国Thomson Financialがまとめた数字によると、アナリストの事前予測は売上高が253億4,500万ドルで、非GAAPベースの利益が37億ドルだった。IBMは第2四半期業績を踏まえ、2011年通期の非GAAPベースの1株利益予測を従来の13.15ドルから13.25ドルに引き上げた。
IBMは、消費者を顧客とする企業にコンピューティング能力を提供する電子商取引ソフトウェアおよびサービスの市場が、2015年までに世界で年間700億ドル規模に上ると予想しており、3月にこの市場に対応した新事業に乗り出している。また、パートナーの協力を得て、中小規模企業向けソフトウェアのカスタマイズ提供も進めている。さらに、アプリケーション・サーバ「WebSphere」の最新版を6月にリリースし、7月には最新メインフレーム「zEnterprise 114」を発表した。
なお、IBMは今年、創立100年を迎えている。
Joab Jackson/IDG News Serviceニューヨーク支局















