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[国内]
CTO、パパドポラス氏がサンの現況を語る
(2004年10月13日)
| 米国サン・マイクロシステムズのエグゼクティブ・バイスプレジデント兼CTO、グレッグ・パパドポラス氏 |
今年10月13日、米国サン・マイクロシステムズのエグゼクティブ・バイスプレジデント兼CTO(最高技術責任者)、グレッグ・パパドポラス氏が来日した。同社のテクノロジー戦略を統括する同氏は、ITメディア向けのプレス・ブリーフィングで、現在開発中の製品などについて語った。
──今、注目すべきサンのテクノロジーには、どのようなものがあるのか。
パパドポラス氏:ハードウェアからソフトウェアまで一貫してテクノロジー・ベンダーとしてやってきた当社で、最も重きをおいているのが研究開発である。この2、3年、IT業界では厳しい状況が続いたが、それでもサンは、研究開発に年間20億ドルの投資を行ってきた。その成果は、近いうちに製品としてユーザーの元に届けられることになる。なかでも注目の製品は、マルチコア/マルチスレッド・プロセッサの「Niagara」(開発コード名)と、Solaris 10である。Niagara をはじめとするUltraSPARCプロセッサ・シリーズの将来は、富士通との提携によってより堅固なものになった。また、Solaris 10は、セキュリティ機能やファイルシステムが一新され、パフォーマンスの一層の向上が図られている。このように、サンは今、この10年間で最も充実した時を迎えつつある。
──今年は、富士通、そしてマイクロソフトといった大手ベンダーとの業務提携の発表が続いた。その後、パートナーシップは順調なのか。
パパドポラス氏:マイクロソフトとは、広範にわたって提携関係を築いている。私自身が積極的に関わっているのは、ソフトウェアの相互運用性についてである。両社の顧客の大半は、.NETとJavaの両プラットフォームを利用している。だから、シェアを奪い合うのではなく、セキュリティやディレクトリなどの機能を両社で強化していきたい。また、富士通とのパートナーシップは今に始まったことではないが、研究開発における連携がより強固なものになった。われわれは、CPUの開発を共同で行うことになり、将来投入するAPL(Advanced Product Line: 次世代UltraSPARCサーバ・シリーズ)の設計も力を合わせてやっている。
──ユーザーの間では、Solarisがオープンソース化されるのかどうかが話題になっている。この件についての見解を聞かせてほしい。
パパドポラス氏:オープンソースという考え方は、サンの戦略の核となるものだ。サンは、Solarisをさらにオープンなものにしようと考えている。ライセンスの契約内容などはまだ明らかにできないが、より広範なユーザーに利用してもらえるようにしたい。
(山部素子/Computerworld)

