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[国内]
アディダス、プロセッサを搭載した未来型ランニング・シューズ「adidas 1」を発表

プロセッサ、磁気センサー、モーター駆動ケーブル……最新ウェアラブル・コンピューティング技術を結集

(2004年05月07日)

アディダスの未来型ランニング・シューズ「adidas 1」
アディダスの未来型ランニング・シューズ「adidas 1」。ソールの下部にプロセッサを搭載。もちろん世界初の試み
「シューズの脳」であるプロセッサを搭載
「シューズの脳」であるプロセッサが、あらゆるランナーにとって最適なクッション・レベルを提供
adidas 1のパーツ構成図
adidas 1のパーツ構成図

 アディダス ジャパンは2004年5月7日、ソール(靴底)の下部にマイクロプロセッサやセンサ、ケーブルなどの部品が組み込まれた次世代ランニング・シューズ「adidas 1」を発表した。同製品は、ランナーの体格や走行スピード、路面の固さといった情報を感知し、走行中のランナーに対して、路面状況やランナーのコンディションに応じた適切なレベルのクッション(衝撃緩和)機能を提供する。

 adidas 1のコア・テクノロジーはプロセッサ、磁気検知システム・センサ、モーター駆動のケーブル・システムの3つで、アディダスはそれぞれを「シューズの脳」「シューズの神経」「シューズの筋肉」と呼んでいる。adidas 1の動作の概要は以下のとおり。

■シューズの神経(磁気検知システム・センサ)
 ヒール部分には、神経の役割を果たす磁気検知システム・センサが、ミッドソールの底には磁石が取り付けられ、adidas 1の「シューズの神経」を構成している。ランナーの足が路面に触れるごとに、センサーがミッドソールの上下の可動範囲を1mm単位で測定し、「シューズの脳」であるプロセッサに伝達する。

■シューズの脳(プロセッサ)
 アーチ部分に、adidas 1の「シューズの脳」として、1秒間に500万回の計算が可能なマイクロプロセッサが埋め込まれている。プロセッサは、センサによって測定された走行時点でのソールの圧縮度を、事前設定された圧縮度と比較して適切なクッション・レベルを瞬時に判断し、「シューズの筋肉」にクッション・レベルの変更指示を送る。

■シューズの筋肉(モーター駆動のケーブル・システム)
 adidas 1の「シューズの筋肉」であるモーター駆動のケーブル・システムは、ミッドフットに搭載されている。ケーブル・システムは、「シューズの脳」からの指示を受け取ると、ただちにケーブルの巻き伸ばし動作を行う。ケーブルはクッション部分の側面に取り付けられており、ケーブルが短く巻き取られるとクッション部分が締めつけられ、ほとんど圧縮しないようになる。逆に、ケーブルが伸ばされると、クッション部分の圧縮度が上昇し、ソールが柔らかくなる。この圧縮度の変更は段階的かつ自動的に行われるため、「シューズが常に自分の足にフィットしている」状態が走行中保たれることになる。

 アディダスによると、adidas 1の出荷開始時期は今年12月を予定しており、価格は250ドルになるという。アディダス ジャパン代表取締役社長のロバート・ラングスタッフ氏は、「adidas 1の開発には3年の歳月が費やされた。その開発は困難を極めたが、ついに、これまではSF小説などバーチャルな世界でしか考えられなかったような、夢のランニングシューズを具現化することができた」とコメントしている。

(Computerworld.jp)





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