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[インド]
デル、インドにハードウェアの設計拠点を設立へ
(2006年05月08日)
米国デルは5月5日、エンタープライズ・サーバおよびストレージ製品の設計拠点をインドのバンガロールに設立する計画を明らかにした。
同社のインドのカントリー・マネージャーで、デル・インディアR&Dセンターの所長を務めるヴィヴェーク・マンシン氏によると、インディアR&Dセンターでは、基板設計、BIOS設計、シャーシ設計、システムの熱特性設計、音響設計、ソフトウェアの移植など、エンタープライズ・サーバ/ストレージ製品にかかわるすべての設計が行われるという。
デルはすでにインド以外のアジア地域に3つのハードウェア設計拠点を持っているが、いずれもエンタープライズ製品以外の製品ラインをメインとしている。例えば、台湾では主にノートPC(一部サーバの設計も含まれる)、中国ではデスクトップPC、シンガポールではプリンティング&イメージング製品の設計が行われている。
デルのエンタープライズ製品の設計は、主にテキサス州オースティンで設計されている。マンシン氏は、「オースティンの業務をそのままバンガロールに移管するわけではない」と強調したうえで、「ビジネスの急成長により、取り扱う製品の数が増えた。今後、当社のエンジニアリング能力を全世界に拡大させるためには、“第2”のハードウェア設計拠点を新設する必要があった」と説明する。
同氏は加えて、「大規模な多国籍コンピュータ・メーカーの多くがソフトウェア部門をインドに置いているが、主力のハードウェア製品の設計はインドで行っておらず、ハードウェア設計の専門知識を備えた人材をほとんど活用していない」と指摘している。
デル・インディアR&Dセンターは、デルの製品開発センターとしてはオースティンに次ぐ大規模な施設になるという。インディアR&Dセンターではハードウェア設計以外に、同社のシステム管理ソフトウェア「OpenManage」と関連ソフトウェアの開発/テスト、ならびに、サーバ・クラスタ上でのアプリケーション、ミドルウェア、OSのパフォーマンス・テストなどが行われるという。
デルはすでにインドでハードウェア設計者の求人を開始しており、来年までに最初の設計をスタートさせる計画だ。「まずはデュアルプロセッサ・サーバとストレージ製品の設計に取りかかる」とマンシン氏。
また、デルはこれを機に、向こう12〜18カ月間で現地エンジニアの数を現在の約300人から600人にまで増員する予定としている。マンシン氏によると、その新規雇用者の一部にハードウェア設計者が含まれるという。
デルは現在、全世界の顧客をサポートするコールセンター業務をインドで行っており、同社製品をインド国内で製造する計画もこれまでにいくつか発表していた。
(ジョン・リベイロ/IDG News Service バンガロール支局)


