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[米国]
エミュレックスとインテル、共同開発によるストレージ向けプロセッサ7製品を発表

(2006年09月28日)

 米国エミュレックスとインテルは9月27日、1台のデバイスの中で複数のストレージ・プロトコルをサポートするストレージ向けプロセッサ7製品を発表した。これにより、2007年上半期には、現在よりも安価で柔軟性の高いストレージ・デバイスが市場に登場する可能性が出てきた。

 両社が発表した7製品のプロセッサのうち、3製品はエミュレックス製、4製品はインテル製で、いずれも両社の共同開発によるもの。新プロセッサの中には、FC(Fiber Channel)のほか、SAS(Serial Attached SCSI)、SATA(Serial Advanced Technology Attachment)の各ストレージ・プロトコルをワンチップでサポートする製品もある。

エミュレックスのストレージ向けプロセッサ「IOP502M I/O Processor」「IOP504 I/O Processor」

 エミュレックスの提供する新プロセッサは、「IOP502M I/O Processor」が4GbpsのFCポート2個と3GbpsのSAS/SATAポート4個を搭載し、「IOC504 I/O Controller」と「IOP504 I/O Processor」がそれぞれ4GbpsのFCポートを4個搭載する。一方、インテルの新プロセッサは、「IOP348 I/O Processor」と「IOC340 I/O Controller」がいずれも3GbpsのSAS/SATAポートを8個搭載する。また、「IOP341 I/O Processor」がシングルコア・プロセッサで、「IOP342 I/O Processor」がデュアルコア・プロセッサを採用している。また、エミュレックスのIOP502MとインテルのIOP348については、共にRAIDをサポートするための独立プロセッサを搭載している。

 インテルのストレージ・グループ・マーケティング担当ゼネラル・マネジャーのマイク・ウォール氏によると、こうした機能を提供するには通常、2、3個から多くて5個のチップが必要であるという。ウォール氏は、ストレージ・ベンダー各社がワンチップでより多くの機能を提供することで、デバイスは省スペース、省電力、低発熱、低コストを実現し、ユーザーはそのメリットを享受できると説明。「なかでも、スペースの限られたブレード製品のベンダーにとっては特に重要になるだろう」(ウォール氏)
 また、エミュレックスの事業開発担当バイスプレジデントのブライアン・リード氏はによれば、今回発表された新プロセッサはすべて、エミュレックスの「Service Level Interface」を採用しているため、ある1つのプロセッサのために開発されたアプリケーションを、他のプロセッサ上でも動作させることができるという。

 両社は、すでにサンプル製品を再販パートナーのストレージ・ベンダー各社に届けていること、そして、第4四半期にはエンドユーザー向けの製品を発表する予定があることを表明した。ウォール氏は、サンプルの発送先や製品開発を表明しているベンダーの名前を明らかにしなかった。、「デル、EMC、ヒューレット・パッカード(HP)、IBM、ネットワーク・アプライアンス、サン・マイクロシステムズなどの大手ベンダーが両社の顧客である」とだけ話した。

 今回の新プロセッサの開発は、エミュレックスとインテルが2003年4月に結んだ提携に端を発している。両社は提携に合意した当時、2004年にはプロセッサを提供したいと表明していた。開発が大幅に遅れた理由について両社は、「市場でのSAS技術の進展と普及が予想よりも緩やかだった」と答えている。

(シャロン・フィッシャー/Computerworld オンライン米国版)






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