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[世界] 【ジョン・ペジー調査】
ATIのチップ製品シェア、AMDの買収後に急落

(2006年12月07日)

 米国ジョン・ペジー・リサーチによると、ATIテクノロジーズは今年第3四半期、主要なグラフィックス製品分野でことごとくシェアを失った。今年10月に完了したAMDによるATIの買収が原因と見られる。

 業界アナリストらは、今回の買収でATIが主要パートナーのインテルと直接競合することになり、これを主因にATIの市場シェアが下落したと分析している。

 ATIは過去数年間、同市場にインテル互換の統合グラフィックス・チップセットを供給してきたが、AMDによる買収は、この実入りのよい事業を減速させる結果を招いた。

 AITは引き続きチップセットを製造しているが、台湾の部品メーカー各社によると、以前ほど大量に販売していないという。

 ジョン・ペジー・リサーチの調査は、市場の変化について分析している。今年第2四半期に28%だったATIのPCグラフィックス・チップ・シェアは、第3四半期には5ポイント減少して23%となった。ATIは依然として世界第2位の地位を維持しているものの、シェアは急速に低下している。


 ATIのライバル企業であるエヌビディア、VIAテクノロジーズ、シリコン・インテグレーテッド・システムズ(SiS)はすべて第3四半期にシェアを伸ばしたが、グラフィックス・チップ製品のリーダーであるインテルの市場シェアは横ばいだった。

 ATIの市場シェアが最も急激に減少したのは、モバイル・チップ分野だ。ジョン・ペジー・リサーチによると、同分野でのシェアは第2四半期の63%から第3四半期には47%まで下降した。一方、エヌビディアはこの間隙を縫って37%から53%にシェアを伸ばしている。

 ジョン・ペジー・リサーチはさらに、ノートPCおよびデスクトップPC向けのグラフィックス・プロセッサと統合チップセットでATIが失ったシェアも公表している。

 問題はグラフィックス・チップセット市場全体にあるわけではない。実際、大手ベンダーによるグラフィックス・デバイスの出荷は、第3四半期に前期比5.2%増、前年同期比11.2%増の約7,600万台に増加している。

 ジョン・ペジー・リサーチは、「ATIだけが問題を抱えている」と断言する。

 AMDは、54億ドルの費用を投じ、ATIの買収を10月に完了させた。AMDは、Fusionプロジェクトの中でATIの技術を活用し、2009年までにマイクロプロセッサにグラフィックス技術を組み込む計画だ。AMDは「これにより電力効率が向上する」と説明している。

 チップ・メーカー各社はすでにチップセットに統合グラフィックス機能を組み込んでおり、PCメーカーはマザーボードまたはグラフィックス・カードに搭載する単体のグラフィックス・プロセッサを購入できる。

(ダン・ニーステット/IDG News Service 台北支局)






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