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[世界] 【IDC調査】
2006年3QのPC出荷台数、米国は「ゼロ成長」──世界市場では9.1%増

(2006年12月21日)

 2006年第3四半期、米国でPCの販売が振るわず、同国での出荷台数が前年同期比でゼロ成長となった。ベンダー各社が堅調な海外市場に注力したことが理由だと見られる。

 米国の調査会社IDCが12月20日に発表したリポートによると、ワールドワイドでの2006年第3四半期のPC出荷台数は前年同期比で9.1%増加した。米国外での成長率(13.5%)が寄与したとIDCでは分析している。

 この数年間、米国でのPC出荷台数の伸び率は徐々に低下し、2003〜2005年の約10%から2006年上半期には5%にまで落ち込んだ。だが、IDCによると、これほど早くゼロ成長を迎えるとはだれも予測していなかったという。Windows Vistaのリリースや企業向けPCの買い替えサイクルのおかげで、2007年は市場にいくらか活気が戻る可能性もあるが、2008〜2010年の長期予測を見ると、米国での成長率は約8%にとどまっている。

 こうした悲観的状況にもかかわらず、多くのPCベンダーは「変化の到来」に気づいていなかったようだ。例えば、デルとインテルはいずれも、過去数四半期にわたり、市場シェアを維持するために価格を大幅に引き下げ、収益を低下させた。これについては両社とも、価格の切り下げに積極的になるあまり、市場の変化を予測していなかったと認めている。

 それでも、米国では2006年に、デスクトップPCやノートPC、ウルトラポータブルPC(ハンドヘルドを除く)、x86サーバなどを合わせると、6,610万台のPCが販売される見込みだ。しかし、この数字も、1億6,330万台という米国外でのPC出荷台数の前ではかすんでしまう。

 IDCのPC調査部でディレクターを務めるローレン・ロベルデ氏は、「欧州や日本でもPC市場の成長は鈍化しており、世界全体では成長の大部分を開発途上国やノートPCに依存している」と語っている。IDCは、デスクトップPCや企業向けPCの低成長を理由に、成熟した市場での成長予測を下方修正した。ただし、新興市場や特殊設計では将来的にも大きな成長が見込まれるとしている。

 IDCは、米国でのPC出荷台数が2007年に7,070万台(前年比6.9%)、2008年には7,610万台(同7.7%増)に上ると予測。一方、ワールドワイドでは2007年に2億5,540万台(同11.3%増)、2008年には2億8,320万台(同10.9%増)に達すると見ている。

(ベン・エームズ/IDG News Service ボストン支局)






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