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[米国]
サン、次世代プロセッサ「Rock」の開発が最終段階にあることをアピール──出荷は2008年後半

(2007年01月19日)

 米国サン・マイクロシステムズは1月18日、2008年後半に出荷を予定しているマルチコア・プロセッサ「Rock」(開発コード名)のチップ設計が最終段階に入ったことを明らかにした。

 サンのSPARC-CMT(Chip Multi-Threading)プロセッサ・マーケティング・プログラム担当ディレクターであるファディ・アズハリ氏は、Rockプロセッサの開発状況がチップ設計の最終段階にあるとしたうえで、開発計画がスケジュールどおりに進行していることを強調した。チップ設計が完了したあとは、製造を担当する米国テキサス・インスツルメンツにチップ仕様が渡されることになっている。

 アズハリ氏によると、Rockはハイエンド・コンピュータ・システムへの搭載を想定して設計されており、2005年11月に発表された「UltraSPARC T1」プロセッサ(開発コード名:Niagara)をベースに設計されているという。なお、サンは今年後半にUltraSPARC T1の後継となる「UltraSPARC T2」をリリースする予定だ。

 CPUのマルチコア化については、米国インテルや米国AMDも積極的に進めている。インテルは昨年12月、ミッドレンジ・サーバ向けのクアッドコア・プロセッサ「Xeon 5335」をリリースした。またAMDは、サーバ向けクアッドコア・プロセッサ「Opteron 8000」(開発コード名:Barcelona)の出荷を今年の第2四半期に予定している。

 米国の市場調査会社IDCのアナリストであるジーン・ボズマン氏は、サンのマルチコア・プロセッサに対する取り組みについて、同社が早い段階から積極的に研究開発に着手していることを指摘し、「サンは今後も“野心的”な開発を進めていくだろう」とコメントした。

 ボズマン氏によると、通信会社などのネットワーク・サーバをターゲットとしているUltraSPARC T1サーバに対し、Rockを搭載したサーバはデータセンター向けと位置づけられているという。

 また、サンは同日、プロセッサ性能を向上させたSun Fire T2000サーバの新モデルも発表した。同モデルは、クロック周波数が1.4GHz(現行モデルは1.2GHz)のUltraSPARC T1プロセッサを搭載するとともに、最大メモリ容量を64GB(同32GB)に拡張。同社のWebサイトによると、価格は8万4,995ドルからとなっている。

 さらにサンは、Sun Fire T1000サーバのユーザー事例として、ポータルWebサイトを運営する米国プラネット・アウトを紹介した。サンによると、プラネット・アウトは昨年8月、古い400台のサーバ(製品名未発表)に格納されたすべてのデータを60台のT1000へ移行させ、業務の効率化と省スペース化に成功したという。

 プラネット・アウトの技術オペレーション担当シニア・ディレクターであるトム・シグナレラ氏は、「T1000サーバへ移行する前の環境では、サーバの運用管理にかかる人的/物理的リソースが大きかった。しかし、T1000に移行したことで電力消費量が削減され、年間で40%の電力コストを削減すると同時に、人的リソースも大幅に削減することに成功した」と語っている。

(ロバート・マリンズ/IDG News Service サンフランシスコ支局)






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