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[米国]
HP、シン・クライアントの新製品を発表――中国などでのブレードPC販売も開始
(2007年01月29日)
| HP Compaq t5135 Thin Client |
米国ヒューレット・パッカード(HP)は1月26日、2機種のシン・クライアントを発表した。
今回発表されたのは、エントリー・クラスの「Compaq t5135 Thin Client」とミドルレンジ・クラスの「同t5530 Thin Client」の2機種。いずれもペーパーバック・サイズで、フラットパネル・ディスプレイの背面にネジ止めできるほど小さい。HPのシン・クライアント製品ラインの中では、より柔軟性の高いハイエンドの「Compaq t5720」や「同t5725」の下に位置づけられている。
t5135はt5125モデルの後継機で、Debian OSで稼働し、エンドユーザーの設定を各セッションの間だけ保持するステートレス・モードで動作する。一方、t5520の後継機種に当たるt5530は、Windows CEの採用によって機能性を高めており、Webブラウザやメディア・プレーヤが実行可能なほか、端末エミュレータとして使用することもできる。
HPのシン・クライアント・ソリューション担当プロダクト・マーケティング・マネジャー、マノジ・マルホトラ氏によると、両機種はOSは異なるものの、同じハードウェアを共有する。共通するユニットは、64MBのフラッシュ・ストレージ、128MBのRAM、ビア・テクノロジーズ製のEdenプロセッサ(クロック周波数はt5135が400MHz、t5530が800MHz)で、ハードディスクおよびファンは搭載していない。
これら2機種のシン・クライアントと同時に、HPはブレードPC製品群「CCI(Consolidated Client Infrastructure)」の販売をカナダや欧州、中国で開始したと発表した。これらの地域でCCIを販売することのねらいについて、HPのクライアント・インフラ製品担当ワールドワイド・プロダクト・マネジャー、アレン・ティファニー氏は、「シン・クライアント最大手のワイズテクノロジーに対抗することと、市場シェア3位のネオウェアに対するリードを維持すること」と述べている。CCIはすでに、米国や日本、香港、シンガポール、オーストラリア、ニュージーランドで販売されている。
| フラットパネル・ディスプレイの背面にねじ止めできる |
HPのマルホトラ氏は、ライバル製品に対するt5135やt5530の優位性を、「任意のリモート・コンピューティング・モデルと連携すること」と強調する。これら新製品は、各エンドユーザーのアプリケーション実行環境やストレージをデータセンターで一元管理するブレードPCや、クライアント・アプリケーションをサーバで集中的に運用/管理するサーバ・ベース・コンピューティング、あるいは両方式を組み合わせた仮想デスクトップ環境と連携することができる。
多くのITマネジャーは、一般にこうしたシン・クライアント方式のほうを好む。エンドユーザーごとに単純なアクセス環境を管理すれば済み、ストレージと演算処理はデータセンターで行われるからだ。
HPはこのような用途向けに、AMDのAthlonプロセッサとWindows XPを搭載した、25ワットという低消費電力が売りのブレードPCを提供している。同ブレードの場合、エンドユーザーが必要とするデータはNAS(Network Attached Storage)やSAN(Storage Area Network)に保存される。
t5135(最小構成価格は199ドル)は2月1日に米国で、t5530(同299ドル)は3月1日に全世界で販売が開始される予定だ。
(ベン・エームズ/IDG News Service ボストン支局)



