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[中国]
デル、中国で低価格PCをリリース
Linux OS搭載モデルも同時発表
(2007年03月22日)
中国市場でのシェア拡大をねらう米国デルは3月21日、同市場向けの低価格PC「Dell EC280」を発売した。価格は2,599人民元(336ドル)〜3,999人民元(517ドル)となっている。
Dell EC280はOSにWindows XP Home Editionを採用し、インテルのCeleronプロセッサ(1.2GHz)を搭載する。メイン・メモリは256MBから512MBまで拡張可能で、ハードディスク・ドライブは40Gと80Gから、モニタは15インチ/17インチのLCD、または17インチのCRTから選択できる。また、オプションでCD-ROM、もしくはDVD-ROMドライブを搭載することも可能だ。
ただし、最小構成価格の2,599人民元モデルは、1ユーザーが一度に購入できる台数が5台までと制限されている。
今回の発表は、途上国でのビジネスを活性化するというデルの戦略に基づいたものだ。同社のCEOであるマイケル・デル氏は、「われわれの中国でのビジネスは、より強固になっている。中国市場における昨年度の決算は、売上高が前年比26%も増加した」とコメントし、今後も中国市場に注力していく姿勢を明らかにした。
また、同社はEC280よりも若干高価となる「Dell Dimension C51-n」も同時に発表した。Dimension C51-nのOSにはLinuxを採用し、AMDの「Athlon64 3200」プロセッサを搭載する予定だ。ただし、Linux OSのどのディストリビューションを採用するのかは明らかにされていない。デルの広報担当者にコメントを求めたが、回答は得られなかった。
Windows Vistaが一般向けにリリースされてから約2カ月が経過したが、Windows Vista非搭載の低価格PCが販売されることは、中国では珍しくない。同国のトップPCベンダーであるレノボも、最も安価なPCにはWindows XP Home Editionを採用している。
デルやレノボの中国市場向けWebサイトを見ると、低コストPCの概要には「Windows Vista Home Premium推奨」と明記されているが、今のところ、両社のPCにWindows Vistaは搭載されていない。
レノボの広報担当者によると、同社が中国で販売している最も低価格なデスクトップPCは「Jiayue」シリーズであり、価格は3,999人民元〜5,999人民元だという。5,999人民元のモデルでは、デルのDimension C51と同様にAMDプロセッサを利用するなど、両者の仕様は似ている。ただし、レノボが採用しているOSはLinuxではなくWindows XPだ。
ちなみに、レノボのCEOを務めるウィリアム・アメリオ氏は、以前デルのアジア太平洋地域責任者だった人物である。アメリオ氏は昨年末、「今後、レノボはブラジルやロシア、インド、中国といった新興市場をターゲットにしていく」と、同社の戦略を語っている。
(ダン・ニーステット/IDG News Service 台北支局)

