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[米国]
サン、SMB向けストレージ製品ラインを拡充
1万ドル以下のSASディスクアレイなどを投入
(2007年04月19日)
米国サン・マイクロシステムズは4月17日、低コストのストレージ・ソリューションを模索している顧客のニーズにこたえるべく、「Sun StorageTek ST2500」などの中小規模企業(SMB)向けストレージ製品をリリースした。
最低価格が1万ドル以下というST2500は、サン製品では初のSAS(Serial-Attached SCSI)ディスクアレイで、4ポートのファイバ・チャネル版、6ポートのSAS版、4ポートのiSCSI版の3タイプが用意されている。ただし、サンのストレージ・マーケティング担当上級副社長、ナイジェル・デッサウ氏によると、iSCSI版のリリースは今年半ばごろ、同モジュラ・ディスクアレイのシリアルATAディスク対応も同時期になる見込みだ。
| Sun StorageTek ST2500 |
ST2500は、ドライブの最大収納台数が36台、キャッシュ・メモリは1GBとなっており、アプリケーション指向的なプロビジョニングを行うSun StorageTekパッケージ・ソフトウェア「Common Array Manager」が付属する。ST2500をサポートするPCI-XおよびPCIe SASホストバス・アダプタについても、すでに提供が始まっている。
デッサウ氏は、サンはST2500より小規模で低コストのディスクアレイ製品を開発する可能性があると語ったが、詳細については明かさなかった。
サンはST2500のほかに、新しい暗号化機能「Crypto-Ready」を備えたテープ・ドライブ「Sun StorageTek T10000 FICON」もリリースした。また、仮想テープ・ライブラリ「Sun Virtual Tape Library Plus」を発売することや、今年第2四半期後半に「Sun StorageTek SL8500/L1400/SL500」で「LTO 4 Fibre Channel」テープ・ドライブが利用可能になることなども明らかにしている。
Sun StorageTek T10000 FICONは4万4,000ドルから、Sun Virtual Tape Library Plusの上位仕様モデルは13万5,000ドルからとなっている。
既報のとおり、サンはストレージ技術をOpenSolarisコミュニティの開発者らに寄贈することを明らかにした。17日の発表も、そうしたストレージ戦略の一環であり、同社がSMB向けストレージ・ソリューションに積極的に取り組んでいることをアピールするねらいがある。
デンバーに拠点を置くソート・イクイティ・モーションは、800TBの容量を持つSAN(Storage Area Network)のバックボーンとして、サンのテープ・ライブラリ「Sun StorageTek SL8500」を使用している同社顧客の1社だ。ソート・イクイティのCTO(最高技術責任者)であるマーク・レモンズ氏によると、同社はテープ・ライブラリを「L700」からSL8500へアップグレードし、デジタル化したフィルムやビデオのアーカイブ用に活用しているという。
レモンズ氏は、「当社は小規模な企業だが、大手企業をもしのぐ量のデータを扱っている」と語り、「異機種が入り交じるIT環境の中で、独立した要素としてストレージを運用する必要があった。さもなければ、毎週のように何千もの(ビデオ)クリップが追加される状況にストレージが追いつかない」と、SL8500にアップグレードした理由を説明した。
同氏はSL8500のパフォーマンスにはおおむね満足しているようだが、サンへの要望もあると話す。その1つは、フィルムやビデオなどを自動的にSL8500に移動して管理するHSM(Hierarchical Storage Management)機能だという。
「(この種のデータを)テープ・ストレージに移動させるには、通常はLTOテープを取り出してデータを保存し、再び挿入しなければならない。だが、それは手間のかかる作業だ。洗練性の高いアーカイブ(SL8500)であるがゆえに欠点が目立ってしまうという点は、残念と言うしかない」(レモンズ氏)
(ブライアン・フォンセカ/Computerworld オンライン米国版)
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