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[国内]
日本HP、ハイエンド・ストレージ最上位機種「StorageWorks XP24000」を発表
仮想化機能/災害対策機能を強化。新たな従量型料金システムの提供も明らかに
(2007年05月15日)
日本HPは5月15日、同社のハイエンド・ストレージ製品群「HP StorageWorks ディスクアレイ XPファミリ」の最上位機種となる「HP StorageWorks XP24000 ディスクアレイ」を発表した。同時に、容量単価ベースの新たな料金システムの提供を、2007年後半にも開始することを明らかにした。
| HP StorageWorks XP24000 ディスクアレイ |
XP24000は、XPファミリの第5世代となる製品で、最大の特徴は、従来の最上位機種「XP12000」で提供済みの外部ストレージ仮想化機能やストレージ・パーティション機能に加えて、より柔軟なストレージ仮想化を実現する新たな「XP Thin Provisioning」が搭載された点にある。これは、ディスク総容量に限定されずに任意の容量の仮想ディスク・プールを作成することを可能にする機能で、ユーザー企業は、将来の拡張を見越して設定したディスク容量を、運用当初からホストに割り当てることができるようになる。
「XP Thin Provisioningの利用により、実際のディスク増設計画とは別に、将来を見越した容量をあらかじめホストに割り当てて、必要なストレージ・リソースを供給することが可能になる」(同社エンタープライズ ストレージ・サーバ統括本部 ストレージワークス製品本部 プロダクトマーケティング部 担当マネージャ、諏訪英一郎氏)
もう1つの大きな特徴は、災害対策機能の強化である。XPファミリは、従来からデータのリモート・コピー機能とサーバの遠隔クラスタ化を「XP Continuous Access」ソフトウェアによりサポートしてきたが、遠隔クラスタ化に関しては、同期/非同期のみの対応にとどまっていた。今回、サーバを遠隔クラスタ化する拡張ミドルウェアとの組み合わせに、新しく非同期ジャーナル方式が追加されたことで、ネットワーク回線コストを抑えて、同機能を利用できるようになったという。
| 日本HP エンタープライズ ストレージ・サーバ統括本部 ストレージワークス製品本部 プロダクトマーケティング部 担当マネージャ、諏訪英一郎氏 |
そのほかの特徴としては、接続可能な外部ストレージが最大247PB(従来品最大32PB)まで拡張された。また、可用性の向上を目的に、ハードディスク・ドライブ(HDD)ごとにFCループ・スイッチを接続する方式を採用し、障害発生時のリスクを低減している。「他社の製品では、1本のFCループで複数のディスクをまとめているため、障害が発生した場合、障害が伝播するリスクがある」(諏訪氏)。性能面についても、ハードウェアの全面的な見直しなどにより、XP12000と比べ、実環境下で50%の性能向上を実現しているという。なお、XP24000の価格は、最小構成で5,897万8,500円で、出荷開始は7月上旬を予定している。
今回、XP24000の発表と併せて、新しい従量型の料金システム「HP StorageWorks Utility Ready Storage」も発表された。日本HPは、これまでもXPファミリ向けに従量型料金システム「Advanced CBP」を推進してきたが、「うまく機能しなかった」(諏訪氏)という。その理由を同氏は、導入当初から3年間の想定最大容量をベースに料金を設定するため、基本料金が高くなる傾向があったからだと説明した。
一方、新料金システムでは、3年以上の契約が条件ではあるが、1年ごとに容量と価格条件を見直すことで、初期投資を抑制し、長期間でのコストを最適化できるとしている。すでにワールドワイドで20社ほどの顧客に試験導入しており、反応は良好だという。
(山上朝之/Computerworld)
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