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[米国]
データ圧縮比「50:1」の仮想テープ・ライブラリ製品が登場
(2007年05月14日)
米国セパトンは、同社の重複除外(de-duplication)技術とハードウェア圧縮技術を組み合わせることによって「50:1」という高いデータ圧縮率を実現する仮想テープ・ライブラリ(VTL:Virtual Tape Library)製品の提供を開始した。
同社によると、バックアップ・データを重複除外技術によって元の容量のわずか4%に縮小したのち、圧縮ハードウェア技術によってさらに半分の容量に縮小するという。これにより、顧客はより大容量のバックアップ・データをディスクに保存することが可能になり、高速なリストアを実現するディスクのメリットを長期間にわたって享受することができる。
従来のように、データを物理テープにバックアップするやり方では、データが増加するにしたがってオフライン・ベースの膨大なテープ・アーカイブが出来上がってしまう。当然、それらのデータをリストアするのには膨大な時間を要することになる。テープ・カートリッジを探し出してマウントし、テープ・リールをシーケンシャルに読み取ってデータを見つけ出す必要があるからだ。
当然のことながら、ディスク・ベースのVTLにデータをバックアップするほうが、物理テープにバックアップするよりも高速に処理できる。ディスクはオンライン状態にあるため、ファイルをシーケンシャル・アクセスではなくランダム・アクセスで見つけ出すことが可能になり、高速なリストア処理を実現できる。
一方、バックアップ・ファイルは一般的にディスク上で大きなスペースを占めるが、重複するビット列やブロック・グループを発見/削除する重複除外をサブファイル・レベルまで行うことにより、フットプリントを元の容量の5〜10%、あるいはそれ以下に縮小することが可能になり、より多くのバックアップ・データをディスクに保持することができる。
一般的に、こうした重複除外を行うには強力な処理能力が必要になる。セパトンと競合するVTLベンダーであるデータ・ドメインやディリジェントの製品の場合、データ入力時に重複除外を行うため、バックアップ速度は遅くなる。一方、セパトンの製品では、データをVTLにバックアップしたのちに重複除外を行うことによって、バックアップ時間を短縮している。
今回、セパトンは同社のVTL製品「S2100-ES2」にPCI Expressバス・ハードウェア圧縮カード「Hifn DR 1000」を追加することによって、重複除外データをさらに圧縮できるようにした。同製品が採用するLZS圧縮アルゴリズムはファイル内のバイトの繰り返しを削除することにより、一般的に50%の圧縮を実現できるため、事実上、物理データを元の容量の2%に縮小できる。
セパトンのCTO(最高技術責任者)を務めるミクロス・サンドルフィ氏は、「当社はバックアップとリカバリのプロセスのパフォーマンスを損なうことなしに高いデータ圧縮率を実現する業界初のデータ・プロテクション・プロバイダーだ」と強調する。
EMC/アバマーの製品も同様に50:1のデータ圧縮率を実現するとしているが、これはブランチ・オフィスのバックアップ・データに対して重複除外処理を行い、それを本社に集中して再び重複除外することによって実現する。また、ディリジェント、ファルコンストア、データ・ドメインなどのサプライヤーも約20:1の圧縮率を実現するとしている。とはいえ、自動車の燃費と同様に、実際の数値は条件に応じて変化するものだ。
データ・ドメインのEMEA販売担当マネージング・ディレクターを務めるケビン・プラッツ氏は、データの受け入れ時点で重複除外を実行すれば、ディザスタ・リカバリ・サイトに即座にレプリケートできると強調する。リカバリ・サイトのデータは、その後もプライマリ・サイトのVTLと同期化されるため、プライマリーVTLに障害が発生してもデータ・ロスが発生することはないとしている。
(クリス・メラー/Computerworld オンライン米国版)
- 米国セパトン
- http://www.sepaton.com/
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