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[米国]
クリアキューブ、ブレードPCの遠隔地利用を実現する新ポートを発表

数千マイル離れた場所からも快適にアクセス?

(2007年06月19日)

 米国クリアキューブ・テクノロジーは6月18日、ブレードPCの遠隔地利用を実現するシン・クライアントPCシステムを発表した。デスクトップ・クライアントをバックルームのPCブレード付近に設置する必要があることに不満を持つユーザーの獲得を期待している。

 クリアキューブの新型ユーザー・ポート「I9420」、「I9440」および「C7420」はいずれも標準的なCat5ケーブル経由のアナログ/デジタル信号の組み合わせを使う代わりに、Ethernetまたはファイバ・ネットワーク経由でブレードPCに接続する。

 これにより、ユーザーは標準的な最大距離である200メートルではなく、数千マイル離れたデスクから集中型ブレードにアクセスできるようになる。

クリアキューブのユーザー・ポート「I9400シリーズ」

 クリアキューブの製品管理担当ディレクターのトム・ジョゼフィー氏は、「マンハッタンのトレーディング・フロアのユーザー・ポートからニュージャージーのPCブレードを問題なく利用できる。大西洋岸から太平洋岸につなぐ場合、おそらく100ms(ミリ秒)弱のレイテンシで動作するだろう」と説明する。

 レイテンシが70ms以下であれば、大半のユーザーはデスクトップPCとシン・クライアントの違いがわからないという。

 新ユニットは専用のASICチップを搭載しており、グラフィックスを最大4台のモニタに同時表示させることができる。これはクリアキューブの主要顧客である株式トレーダーや金融サービス・ブローカー、政府機関、ヘルス・ケア業界などに対して重要なセールス・ポイントになる。

 デスクトップPCよりもディザスタ・リカバリに優れ、セキュリティが高く、IT管理費を低く抑えることができるというのがシン・クライアントとブレードPCによる集中型コンピューティングのメリットだが、同社は遠隔地利用対応により、競合企業であるヒューレット・パッカード(HP)やIBMの製品との差別化を図る。

 クリアキューブのデスクトップ・ユーザー・ポートとバックルーム・ブレードはいずれも、従来機種のFPGA(Field Programmable Gate Array)プロセッサに代えて新たに採用したカナダのテラディシ製のPCオーバーIP ASIC上で動作する。

 バックエンドのPCブレードは、アプリケーションの種類やモニタの台数に応じて、インテル製の「Core 2 Quad」「Core 2 Duo」「Xeon」または「Pentium 4」プロセッサを利用できる。

 クリアキューブは新型PCブレード・システムを第3四半期中に出荷開始予定だが、価格はまだ明らかにしていない。

(ベン・エームズ/IDG News Service ボストン支局)






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