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[米国]
シーゲイト、フラッシュ・メモリ製品を2008年に本格投入

ハイブリッド・ドライブを補完し、モバイル市場でのシェア拡大を目指す

(2007年08月24日)

 米国シーゲイト・テクノロジーは8月23日、同社のストレージ製品ラインに、フラッシュ・メモリ・チップをベースとするソリッドステート・ドライブ(SSD)を追加する計画を明らかにした。2008年に各種製品を投入する予定だ。

 シーゲイトの広報担当者ウッディ・モンロイ氏は、デスクトップやノートPC向けなど、さまざまな製品を投入すると述べ、同日報じられた同社トップの発言を認めた。

 シーゲイトCEOのビル・ワトキンス氏は米国ウォール・ストリート・ジャーナル紙の取材に対し、「われわれのロードマップにはSSDが含まれる」と述べていた。

 SSDは、ハードディスクの代わりにフラッシュ・メモリを使って情報を記憶する。フラッシュ・メモリは、記憶した情報を電源遮断後も保持する不揮発性メモリの一種で、DRAMのように電源が切れるとデータが失われるといった心配もない。

 また、ハードディスク・ベースのドライブに比べて、軽量で、消費電力が少なく、耐久性に優れているため、ノートPCなどモバイル・デバイス用に適していると言われている。ハードディスク・ドライブに比べるとまだ高価だが、フラッシュ・メモリ本体の低価格化が進んでおり、その価格差は着実に縮まりつつある。

 すでにシーゲイトは、フラッシュ・メモリとハードディスクを組み合わせたハイブリッド・ドライブを製造している。同社のハイブリッド・ドライブ「Momentus 5400 PSD」は、頻繁にアクセスするデータをディスクではなくフラッシュ・メモリに記憶することで、読み込み時間を短縮し、PCの起動プロセスも高速化できる。

 シーゲイトのWebサイトでは、MomentusドライブはノートPC向けで、160GBのドライブを搭載した機種もあると紹介されている。

 シーゲイトは新しいフラッシュ・ドライブで製品ラインを拡充する考えだが、ハイブリッド・ドライブのほうがはるかに需要が大きいと見ている。「われわれは非常に魅力的なハイブリッド・ドライブ製品を持っている。今後、ハイブリッド・ドライブはストレージ市場の大きな部分を占めるようになり、その市場規模はSSDよりもはるかに大きい」(モンロイ氏)

 シーゲイトは今年1月に、ハイブリッド・ドライブ技術を普及促進するストレージ・ベンダーの業界アライアンスに参加している。同アライアンスには日立グローバル・ストレージ・テクノロジーズ、富士通、サムスン電子、東芝も加わっている。

 また、ハイブリッド・ドライブの機能は、マイクロソフトのWindows Vistaにおいても、ハードディスク・ドライブ上のファイルの検索、取り出しに時間がかかる場合が多いという問題を解消するのにも一役買っている。インテルも、同社のノートPCプラットフォーム「Centrino Duo」のパフォーマンスを高めるためにハイブリッド・ドライブをサポートしている。

 アナリストは、これまで高価だったフラッシュ・ドライブやハイブリッド・ドライブの価格が従来のハードディスク・ドライブに近づいていることから、近いうちに、パフォーマンスに優れたこれらの新しいドライブに対する需要が拡大すると見る。

 市場調査会社のアイサプライは6月、2009年までにノートPCの12%にSSDが、35%にハイブリッド・ドライブが搭載されるとする調査結果を発表している。

(サムナー・レモン&ベン・エームズ/IDG News Service シンガポール支局)






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