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[国内]
IBM、サーバ・ベースのブレード型ワークステーションを発表
タワー型に比べ、オフィスにおける9割の排熱、8割の設置スペースを削減
(2007年10月10日)
| IBM BladeCenter HC10 |
日本IBMは10月10日、ブレード型ワークステーションの新製品「IBM BladeCenter HC10」を発表した。専用クライアント端末「IBM CP20 ワークステーション・コネクション・デバイス」と組み合わせて使用し、ワークステーション機能をブレードに集約しながら、LAN経由で接続したCP20経由で処理を行う一種のサーバ・ベース・ソリューションとして提供される。
BladeCenter HC10では、画像および入出力信号をハードウェアの機能で圧縮、暗号化した後に転送するため、従来のタワー型ワークステーションでの処理と同等のレスポンスを実現すると同時に、高いセキュリティを確保することができるという。また、個々のエンドユーザーにはこれまでと変わらぬパフォーマンスを提供しながらワークステーションの集中管理が可能となり、システム管理の負担も軽減できるとしている。
同社によると、高度な計算や画像を処理する高機能な端末であるワークステーションは、従来利用目的の多くを占めていたCADに加え、最近は金融分野など多くの業種に需要が広がっているものの、操作要員ごとにオフィス・エリアに1台のワークステーションを必要とするため、増設することによる設置スペースの確保やオフィス環境における騒音、発熱が問題になってきているという。
| BladeCenter HC10を掲げる日本IBMシステム製品事業ブランド・マーケティング&SMBディレクター、ジェイソン・ダイズ氏 |
日本IBMのシステム製品事業ブランド・マーケティング&SMBディレクター、ジェイソン・ダイズ氏は、「各ワークステーションで処理するデータの管理・保守作業の煩雑さや、セキュリティ面の確保も大きな課題だ」と指摘したうえで、「BladeCenter HC10とCP20の組み合わせによって、ワークステーション利用時におけるセキュリティ、環境と運用、変化への対応などの課題を解決し、グラフィック処理クライアントに付加価値を提供することができる」と強調した。
BladeCenter HC10は、1.8GHzまたは2.66GHzのインテル Core 2 Duoプロセッサを搭載する全4モデルが用意され、HDDは60GB、メモリは最大4GB、ビデオ・アクセラレータは「NVIDIA NVS 120M」(2Dモデル)もしくは「NVIDIA FX 1600M」(3Dモデル)を装備する。対応OSはWindows XP/Vista。価格は35万7,000円から。
CP20は、Ethernet経由でBladeCenter HC10への接続を可能にするA5版サイズのエンドユーザー専用端末。ハードディスクを内蔵せず、設定によりUSBポート経由の外付けハードディスクやメモリ・キーへのデータの保管を制限する機能を備える。演算処理は、高いセキュリティが確保されたサーバ・ルームに設置されたBladeCenter HC10または接続されたストレージだけに保管されるため、端末側からのデータの外部持ち出しを防ぐことができるという。
| 日本IBM システム製品事業 ブランド・マーケティング&SMB ブランド・マーケティング担当 藤本司郎氏 |
同社システム製品事業ブランド・マーケティング&SMBブランド・マーケティング担当の藤本司郎氏は、「CP20はファンなどの可動部品を持たないため、従来のタワー型ワークステーションに比べ、端末側で9割の排熱・騒音と、8割の設置スペースを削減することができ、オフィス環境の向上に貢献できる」とアピールした。
CP20の価格は7万4,970円。BladeCenter HC10、CP20ともに10月22日から出荷開始される。
| IBM CP20 ワークステーション・コネクション・デバイス(右下・手前)。会場では実際にBladeCenter HC10とCP20を使ってCADアプリケーションをスムーズに動かすデモが行われた |
(大川 亮/Computerworld)
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