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[米国] 【アイサプライ調査】
HDDの価格が急落――低価格PCの出荷増が後押しと米国調査会社

フラッシュ・メモリとの競争も価格低下の要因

(2007年11月09日)

 米国アイサプライが7日に発表した調査によると、PCおよび家電製品の出荷増とフラッシュ・メモリとの競争という要因から、ハードディスク・ドライブの価格が押し下げられている。

 2007年第3四半期のHDD出荷総計は1億3,400万台で、前年同期の1億1,400万台に比べ21%の増加となった。アイサプライの調査が示している同期におけるHDDの平均価格を見ると、ノートPC用の場合は、前年同期の86ドルから53ドルに急落した。デスクトップPC用についても、前年同期の52.75ドルから51ドルに低下した。

アイサプライの調査による、全世界のハードディスク・ドライブ出荷総計の推移

 アイサプライのシニア・アナリスト、クリシュナ・チャンダー氏によると、価格低下の要因には、HDDメーカー6社(シーゲート、ウェスタン・デジタル、日立グローバルストレージテクノロジーズ、富士通、東芝、サムスン)の熾烈な競争もあるという。「1社がHDDの価格を下げれば、他社も追随して下げようとする」と同氏。

 最も人気のあるノートPC用HDDは100GB帯で、その平均価格は50ドルだった。デスクトップPC用HDDについては、特にアジアで40ドルと安価な80GBの製品を搭載した低価格デスクトップPCの需要が高かったことから、その平均販売価格が押し下げられた。なお、320GBのデスクトップ用HDDの平均価格は65ドルだった。

 チャンダー氏によれば、ノートPC用については、小容量HDDの価格低下は小幅で、新型の大容量HDDは価格が大幅に下落したという。320GBのノートPC用HDDが新機能のおかげで価格が低下した一方、80GB程度のノートPC用HDDの価格は安定してきた。これに対し、デスクトップ用HDDは、容量が1TBに近づいても安定しているという。小容量HDDはフェードアウトし、ユーザーはこれらよりも大容量のHDDに対して、同じ価格を期待している。

 チャンダー氏は、フラッシュ・メモリーの進化に伴い、HDDの価格は低下するだろうと予測している。また、多くの識者が将来的にHDDに置き換わると見ているソリッドステート・ドライブ(SSD)の価格は現在1GB当たり7〜10ドルで、1GB当たり20〜30セントのデスクトップ用HDDに比べてはるかに高価だ。しかも、SSDは寿命という課題もある。そのため、今後も当分はHDDの需要は維持されるだろうと同氏は述べている。

 「データのアクセス方法と利用方法に左右される推定値だが、SSDのデータ寿命は長くても10年。それに対してHDDのデータ寿命は50年以上だ」とチャンダー氏。しかし、これも将来的には変わるかもしれないと、同氏は言い添えた。

(アガム・シャー/IDG News Service サンフランシスコ支局)






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