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[米国]
インテル、中小規模企業向けストレージ製品を発表
「専門知識がなくてもデータを適切に管理できる製品」と同社
(2007年11月09日)
米国インテルは11月6日、中小規模企業やホーム・オフィス向けの小型ストレージ製品「Intel Entry Storage System SS4200x」を発表した。
同社でストレージ担当マーケティング・ディレクターを務めるセス・ボブロフ氏によると、SS4200x(開発コード名:Helena)はハードウェアのみの「SS4200-EHW」と、ソフトウェアが搭載された「SS4200-E」の2モデルで、価格は500ドルから。販売開始は12月を予定しているという。
SS4200xのアーキテクチャは、DDR2メモリに対応するインテルの「Celeron 400」シリーズ・プロセッサと「945GZ Express+ICH7R」チップセットをベースにしている。ディスク・ドライブ4基からの構成で、将来の拡張用に外部SATA(シリアルATA)ポートが用意されている。
ボブロフ氏は、「SS4200xはストレージの専門知識や管理経験が乏しいユーザーが、肥大化するデータを適切に管理できるようにする製品だ」と語っている。
SS4200-Eは米国EMCと協力して開発された製品で、EMCの「Lifeline」ソフトウェアが搭載されている。EMCの広報担当者によると、LifelineはストレージがNASシステムとして機能するために必要なOSとアプリケーション・レイヤを提供するものだという。
SS4200-Eには、Lifelineをベースにしたさまざまなソフトウェアとサービスが備わっている。例えば、EMCのバックアップ/復元ソフトウェアである「Retrospect」と統合させれば、SS4200-Eに接続されたPCのバックアップをはじめ、コンテンツのインデックス作成/検索などが可能だ。
EMCがこうした中小規模企業向け製品の開発にかかわるのは意外なことではない。EMCのCEOであるジョー・トゥッチ氏は今年行われた同社のユーザー・コンファレンスにおいて、「われわれはコンシューマー市場を対象にしたストレージ製品の展開を、積極的に模索している段階だ」と述べた。
一方ハードウェアのみのSS4200-EHWは、Windows Home Serverに対応している。ボブロフ氏は、ファルコンスター・ソフトウェア、ワサビ・システムズなどのストレージ・ソフトウェア・ベンダーや、iSCSI SANベンダーのオープン・イーなどがSS4200-EHW上で動作する技術を開発していることを明らかにした。
ITベンダーの間では、中小規模企業やホーム・オフィスのユーザーを対象に、操作が簡単な集中管理型ストレージを提供する動きが相次いでいる。 米国デルのCEOであるマイケル・デル氏は今年9月、中小規模のネットワーク環境に適したiSCSI対応ストレージ「PowerVault MD3000i」を発表した際、「大手ストレージ・ベンダーは、小規模で高いITスキルを持たない顧客が利用できるような製品を提供していない」と業界を批判した。
実際この数週間だけを見ても、ネットワーク・アプライアンス、日立データ・システムズ、EMCといったストレージ・ベンダーが小型ストレージを発表している。
「どのストレージ/システム・ベンダーも、ローエンドの中小規模企業市場は大きなビジネス・チャンスがあると考えている。大手のストレージ/システム・ベンダーは、ストレージ管理のノウハウが乏しい同市場の顧客に受け入れられるよう、シンプルで使いやすい製品の開発に取り組んでいる。ただし成功の秘訣をつかんだベンダーがあるかどうかはわからない」(ボブロフ氏)
(ブライアン・フォンセカ/Computerworld オンライン米国版)
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