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[国内]
デル、「ITのシンプル化」に基づくエンタープライズ戦略を発表

新戦略の下、新たな管理ソフト/サーバを投入

(2007年11月15日)

 デルは11月15日、都内で記者説明会を開催し、同社の新しいグローバル戦略「ITのシンプル化(Simplify IT)」に基づくエンタープライズ事業戦略と、その構成要素となる新たなソフトウェアおよびサーバ6製品の販売開始を発表した。

 デルが掲げるITのシンプル化とは、「ITの迅速な配備」「ITの効率的な運用」「ITの堅実な発展」を3本柱に、時間/予算/人材の有効活用を目指すものだ。特にエンタープライズ分野では、顧客が抱える根本的な課題を4つ(運用管理、熱・空調対策、搭載密度、セキュリティ)に絞り、それらに最適な“解”を提供することをねらっている。

デルのAPAC担当エンタープライズ・プラットフォーム&ソリューション・マーケティング ディレクター、クレイグ・スラッタリー氏

 発表会に併せて来日した、デルのAPAC担当エンタープライズ・プラットフォーム&ソリューション・マーケティング ディレクター、クレイグ・スラッタリー氏は、ITのシンプル化には業界標準技術の採用が重要だと強調する。「アプリケーション、ハードウェアなどすべての領域で標準技術への準拠を顧客とともに推進すれば、マルチベンダーの異機種混合環境でも100%ベンダー・ロックインの要素を取り除くことができる」

 こうした方針の下、サーバの新製品には業界標準技術が積極的に取り入れられている。例えば、業界標準の電源制御プロトコルである「PMBus」の採用だ。

 新製品のうち、SMB向けサーバ「PowerEdge T105」を除く5つのデータセンター向けサーバ(「PowerEdge R900」「同2950L」「同2900L」「同1950L」「同R200」)には、PMBusの仕様に準拠した電源装置が組み込まれており、同時に発表されたサーバやクライアントなどを統合管理するソフトの新版「OpenManage 5.3」を利用すれば、サーバ1台ごとやグループ単位での電力監視を実現できる。さらに「今後、データセンター向けサーバはすべてPMBusをサポートしていく」(スラッタリー氏)方針だ。

OpenManage 5.3による仮想マシンの管理画面

 また、OpenManage 5.3では、ITのシンプル化を実現するいくつかの機能強化が図られた。電力監視はその1つだが、そのほかにも従来3つ必要だった管理コンソールを1つに統合している。統合されたのは、イベント管理を行うDSA(Dell Server Assistant)、初期状態のサーバを簡単・迅速に導入するためのDTK(Deployment Toolkit)、パッチ適用など変更管理を簡素化するSUU(Server Update Utility)という3つのコンソールである。

 管理コンソールの一元化に加えて、ヴイエムウェアのサーバ仮想化ソフト「VMware ESX Server」で構築した仮想マシンのモニタリングもサポート。物理マシンと仮想マシンの一括管理を実現した。なお、OpenManage 5.3は、PowerEdgeシリーズの中・上位機種のユーザーに無償で提供される。

 スラッタリー氏によると、現状、ITのシンプル化に向けた標準化はサーバやシステム管理を中心に推進しているという。先ごろ買収を発表した米国イコールロジックは、今後、ストレージ標準化を進める際に活用していく考えである。

(山上朝之/Computerworld)






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