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[国内]
NECとEMC、共同開発によるストレージ新製品をリリース

FCとiSCSIに両対応し、価格を100万円以内に抑えたSMB向け製品

(2008年01月09日)

 NECと米国EMCは2008年1月9日、中堅・中小企業向けに両社が共同開発したストレージ新製品の販売を開始した。同製品は、2006年4月に両社が発表したストレージ製品開発の提携戦略に基づくもので、この提携の初の成果となる。

両社が共同開発した中堅・中小企業向けストレージ新製品。NECは「iStorage E1」(写真上)として、EMCは「CLARiX AX4」(同下)としてリリースする。

 新製品は、両社それぞれのブランド名/デザイン/構成で販売される。NECは「iStorage Eシリーズ」の新製品「iStorage E1」として、EMCはミッドレンジ製品「CLARiX CX」シリーズの拡張性とローエンド製品「CLARiX AX」の利便性を融合したローエンド新製品「CLARiX AX4」として、それぞれリリースする。なお、新製品の設計・開発は両社が共同で行ってきたが、生産はNECが担当する。

 両社の説明によると、新製品の特徴は、接続性や拡張性にすぐれ、扱いやすいにもかかわらず100万円を切る低価格を実現したことだという。

 具体的には、通信プロトコルとして、高価なファイバ・チャネル(FC)だけでなく低価格なiSCSIもサポートされている。そのため企業の既存のIPネットワークが利用でき、導入や管理も容易になるという。通信速度は、FCでは4Gbps、iSCSIでは1Gbpsとなっている。

 容量については、同一デバイスに最大400GBのSAS(Serial Attached SCSI)ディスク・ドライブ、もしくは750GBのSATA(Serial ATA)ディスク・ドライブを60台まで搭載でき、最大で45TB(テラバイト:1TB=1,000GB)まで拡張できる。両ドライブを混在することも可能だ。また、仮想LUN(ロジカル・ユニット・ナンバー)技術によって、データの論理的な保存領域に影響を与えることなく物理的な保存領域の移動が可能となっている。

 対応OSについては、Windows、Linux、AIX、HP-UX、Solaris、VMwareと幅広いため、異種混在環境におけるストレージ統合にも適していると言える。なお、接続できるサーバの数は64台である。

 操作性については、同製品を迅速にインストールできるシンプル・ウィザード機能やWebベースの管理機能、HDDを無停止で交換できる機能などが備わっており、設定・管理のための特別な専門知識を問わない設計になっている。

NEC執行役員常務の丸山好一氏と米国EMC主席副社長のHoward Elias氏

 発表会に際し、NEC執行役員常務の丸山好一氏は、国内外におけるローエンドのストレージ市場が年率10%で成長しているという米国IDCの調査を紹介したうえで、「(新製品を投入することで)EMCとともに、同市場のシェアを現在の10数%から、数年後には30%にすることが目標」と語った。

 また、米国EMC主席副社長でグローバル・サービス兼リソース管理ソフトウェア・グループ プレジデントのハワード・エライアス(Howard Elias)氏は、「小規模の企業ではストレージ管理が難しいのが現状」と語り、新製品では、そうした中堅・中小企業が抱える問題が解決されると自信を見せた。さらに同氏は、EMCがエンタープライズ向けのハイエンド・ストレージ市場では最大のシェアを獲得していることを強調したうえで、ローエンド市場でも「ナンバーワンになる」と語った。

 価格は、iStorage E1が最小構成時で94万2,900円。出荷開始は1月24日からの予定である。CLARiX AX4は80万円台前半(想定市場価格)で、1月10日からEMCジャパンの販売パートナーを通じて提供開始される。

(高山哲司/Computerworld)






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