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[国内]
「新アーキテクチャの開発は順調」――インテルが2008年度の事業戦略を発表

コンシューマー/モバイル向けにも新製品を順次投入

(2008年01月16日)

 「2008年はマイクロアーキテクチャ刷新の年。新アーキテクチャ『Nehalem』の開発も順調だ」――インテルは1月16日、2008年度の事業戦略に関する記者説明会を都内で開き、同社の代表取締役共同社長、吉田和正氏が「TICK TOCK」戦略を推進していく方針をあらためて強調した。

インテルの代表取締役共同社長、吉田和正氏

 冒頭、吉田氏は2007会計年度第4四半期(10月-12月期)のIntel全体の業績に触れ、四半期の売上高が過去最高を記録したことに加えて、「インテル・ジャパンでも四半期の売上高が10億4,500万ドルを記録し、過去最高となった」と、業績が順調に拡大している点に胸を張った。

 インテルは2008年度の重点施策として、TICK TOCK戦略の推進や2007年11月に出荷を開始した45nm(ナノメートル)プロセッサの普及促進(関連記事)、コンシューマー/モバイル機器向け製品の強化、シニア向け製品の積極展開などを掲げている。この中でも“カギ”を握るのが、TICK TOCK戦略とコンシューマー/モバイル機器向け製品の強化と言える。

 同社はTICK TOCK戦略に則り、新マイクロアーキテクチャのNehalem(開発コード名)を今年投入する予定だ。吉田氏はNehalemについて、「2006年にPentiumからCoreマイクロアーキテクチャに変更したときと同様の革新性とインパクトを与えることができるだろう」と語る。

 また、コンシューマー向けにSoC(System On a Chip)の新製品も2008年に登場する。セットトップ・ボックスや次世代DVDプレーヤ、デジタルTVなどでの採用をねらい、「Canmore」(開発コード名)を2008年後半にリリースする予定である。

 モバイル機器向けには、従来製品に比べて電力消費量を10分の1、面積を5分の1に削減した「Menlow」(開発コード名)を2008年前半にリリースする計画だ。国内においては、モバイルWiMAXでの利用が想定されている2.5GHz帯について、インテルも参画するワイヤレスブロードバンド企画へ総務省から昨年12月に使用認可が下りている。これを受けインテルは、モバイルWiMAX用端末を筆頭に広範な次世代モバイル機器へのMenlow搭載を強く働きかけていく考えである。

 吉田氏は、「WiMAXの機能がPCにデフォルトで搭載されるようにするために、(シリコン・メーカーとして)それを実現するチップの提供を推進する」と意気込みを語っている。さらに、「インテルにとってWiMAXは、まさに(環境に変化を起こす)ゲーム・チェンジャーだ」(同氏)と、モバイルWiMAXへの注力姿勢を強調した。

 なお、インテルによれば、モバイルWiMAXのサービス開始は2009年を予定しているという。

 また、インテルは同日、シニア層のPC利用を支援するソフトウェア「アラカイネット」の提供開始も発表した。同ソフトウェアをPCにダウンロードすると、シニア層でも簡単にPCが利用できるよう文字の視認性や操作性などが向上したユーザー・インタフェースが実現される。アラカイネットは、Webサイトから無料でダウンロードすることが可能である。

会場には「Menlow」を搭載したUMPC/MIDが展示されていた。写真左側の製品はプロトタイプとして稼動するものだが、右側の製品は2009年に投入を予定しているコンシューマー向けSoC「Moorestown」(開発コード名)の搭載で具現化される、インテルが描く製品イメージだ

(山上朝之/Computerworld)






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