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[国内]
置くだけで無線LANエリアが拡大――手のひらサイズの基地局が登場

福岡県産業・ 科学技術振興財団と九州大学が共同開発

(2008年03月13日)

 福岡県産業・科学技術振興財団(ふくおかIST)と九州大学は3月13日、無線LANの通信エリアを簡単に拡大できる、手のひらサイズの無線中継/基地局「picoMesh LunchBox」を発表した。同基地局は、ふくおかISTと九州大学システム情報科学研究院が共同で行ってきた文科省採択プロジェクト「MIMO-MESHポイントの開発」の成果となる。

超小型の無線中継/基地局「picoMesh LunchBox」(試作品)

 picoMesh LunchBoxには、基地局間の無線中継ネットワークを自動形成する「多段無線マルチホップ中継技術」が使われている。これにより、picoMesh LunchBoxを置くだけで無線LANの通信エリアを拡大することができるという。また、ブロードバンド通信にも対応させるため、中継回線容量は高く設定されている。

 そのほかの特徴として、複雑な配線が不要であること、基地局設置工数が少ないためシステム構築コストが削減できること、大規模な無線中継網の構築に向いた「周期的間欠送信(IPT)」を採用していることなどが挙げられている。IPTとは、電波干渉を制御し、高い中継伝送効率を達成する同プロジェクト独自のパケット伝送方式のことである。

 ふくおかISTと九州大は、データ通信量が急増する将来において、場所/時間によらない快適な通信を実現するには、無線通信のブロードバンド化と通信エリアの拡大が不可欠だとし、それが容易に達成できるpicoMesh LunchBoxの意義を強調した。

 今回の研究成果を基に、国内外の企業、各種研究機関と協力して、今後20年のポストICT(Information & Communication Technology)社会に求められるユビキタス・ブロードバンド・モバイル通信実現のためのカギとなるインフラの開発をも目指すと、両者は説明している。

(Computerworld.jp)






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