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[米国]
グーグル、モバイル・バナー広告市場に参入

バナーのクリック数に応じた広告料設定でライバルより優位に

(2008年04月24日)

 米国Googleは4月23日、モバイル・サイト向けのバナー広告サービスを提供開始すると発表した。同サービスにより、GoogleのAdWordsを利用してオンライン広告を出している企業は、モバイル・サイトに自社のバナー広告を表示させることが可能になる。

 バナーの下には、それが広告であることを示す文字が表示され、ユーザーが広告をクリックすると、その広告に対応するモバイル・サイトが開く仕組みだ。

 モバイル・サイトにおけるバナー広告は、米国Yahoo!や米国AOLなど、すでに多くの企業が実施している。米国Microsoftも、MSNBC.comなどのモバイル・サイトでバナー広告サービスを行っている。

 このように、モバイル・バナー広告サービスを提供している企業は多いが、携帯電話端末などでのインターネット利用は依然として低調であり、Googleはこれまでビジネス・チャンスを逃していたとは言い切れないようだ。米国Sterling Researchと米国Opus Researchの合弁会社でモバイル検索と広告市場の動向を追跡しているアナリスト、グレッグ・スターリング(Greg Sterling)氏は、「消費者の行動様式は確立しておらず、したがって、Googleが市場参入に乗り遅れたとは言えない」と語っている。

 「広告主も、モバイル・サイトでの広告枠を実験的に利用している段階であり、特定の広告ネットワークに固定的に広告を出しているところは少ない」(Sterling氏)

 Googleは、広告料の面で、モバイル広告市場におけるライバル企業よりも有利な立場にある。Sterling氏によると、Googleの場合は、モバイル・バナー広告そのもののクリック回数に基づいて料金が課金される仕組みになっている。しかし、ライバル企業の場合、バナー広告付きのページの閲覧回数に基づいて料金が課金されるため、広告料がきわめて高額になることが多いという。

 Googleをはじめとするインターネット企業は、近年モバイル・ユーザーをターゲットにする動きを強めている。それは、モバイル市場が、広告収入を獲得できる新たなビジネス・チャンスの場だと考えられているからにほかならないが、今のところモバイル広告市場で明確なリーダーとなるような企業は現れていない。

(Nancy Gohring/IDG News Serviceシアトル支局)






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