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[米国]
スプリントとネクステルが合併合意

(2004年12月16日)

 米国のスプリントネクステル・コミュニケーションズは12月15日、合併して米国第3位の移動体通信(携帯電話)サービス会社を形成することで最終合意に達したと発表した。

 両社を合わせると株式総額は約700億ドルで、携帯電話の契約者は計3500万人を超えており、さらに約500万人の関連会社や提携会社の契約者も両社の移動体通信網を利用している。合併後の会社スプリント・ネクステルは、米国の約2億6200万人が暮らしている地域をカバーする移動体通信網を持つことになる。それは、シンギュラーやベライゾンの通信網が現在カバーしている地域の人口を上回るという。

 合併に伴い、約2万2000人が働いているスプリントの市内電話事業は別会社として分離される。

 スプリント・ネクステルは情報技術、セールス、マーケティング、管理などの部門の統合と人員整理によって大きなコスト削減を実現できるほか、事業規模が拡大するため、より有利な条件でサプライヤーと契約を結べるようになる。それらを合計すれば120億ドル程度のコスト削減が予想されると、と両社は述べている。

 スプリントとネクステルは声明で、この合併で両社は同等に評価され、合併後の新会社スプリント・ネクステルの株式を両社の株主がほぼ半分ずつ所有することになると述べ、これが「対等合併」であることを強調している。

 両社の声明によると、スプリントの発行済み株式はそのままとなるが、ネクステルの発行済み株式は、1株が新会社スプリント・ネクステルの1.3株の価値に評価されて、新会社の株式と現金に交換される。現金で支払われるのは28億ドル以内という。

 ロイター電では、総額約351億7000万ドルでスプリントがネクステルを買収すると伝えている。現在米国で第3位のスプリントは5位のネクステルと合併することで、1位と2位のシンギュラー・ワイヤレスとベライゾン・ワイヤレスとの差を大きく詰めることができるとされる。12月9日に米ウォールストリート・ジャーナルは、両社が合併交渉中であり、合併すればこれら上位2社に匹敵する契約者数になると報じていた。

 スプリント・ネクステルのCEO(最高経営責任者)にはスプリントの現CEOであるゲーリー・フォーシー氏が就任し、ネクステルの現CEOのティモシー・ドナフュー氏は会長(Executive Chairman)となる。また、スプリント・ネクステルの取締役会は、両社がそれぞれ6人ずつ選任した、計12人の取締役から構成される。

 また、対等合併であることをさらに強調するように、スプリント・ネクステルでは、事業統轄本部をスプリントの現本社があるカンザス州オーバーランドパークに置き、経営統括本部をネクステルの現本社があるバージニア州レストンに置く。

 この合併は、2005年前半に規制当局の承認を得て、2005年後半に実現の見通しという。

(IDG News Service)






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