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IBMウォッチ

[米国]
IBM、Rational/WebSphere/Lotus製品・サービスのモバイル向け機能を強化

開発ツールのモバイル対応強化と新サービス「Mobility@Work」の提供

(2008年08月11日)

 米国IBMは8月8日、Rational、WebSphere、Lotusの一部のソフトウェア製品について、モバイル向けソフトウェア/サービスの機能強化・拡充を行ったと発表した。

 1つ目は、同社のRationalおよびWebSphereミドルウェアを用いる開発者向けの機能強化である。まず、「Rational Host Access Transformation Services(HATS)」に、モバイル・デバイス向けの最適化が施された。HATSは、開発者がメインフレーム・アプリケーションから、それに組み込まれているビジネス・ロジックおよびトランザクションの標準プログラミング・インタフェースを備えたWebサービスを作成するための製品で、今回の機能拡充により、HATSを用いて、携帯電話やスマートフォン、PDAなどのモバイル・デバイスからメインフレーム・アプリケーションに安全にアクセスできる仕組みを構築できるようになった。

 加えて、ビジネス・プロセス設計/BAM(Business Activity Monitoring)ツールの「WebSphere Business Monitor」もモバイル・デバイス用に最適化がなされ、ユーザーがカスタマイズ可能なダッシュボードからリアルタイムのビジネス情報を確認できるようになった。この発表と同時に、カナダのResearch In Motion(RIM)のスマートフォン「BlackBerry」のサポートが開始されており、2008年第4四半期にはAppleのスマートフォン「iPhone」のサポートも始まる予定だ。

IBMの「WebSphere Business Monitor」のダッシュボード画面

 3つ目は、IBMのユーザーがIBMやパートナーのモバイル・ソフトウェアを導入展開するのを支援する新サービス「Mobility@Work」の提供である。IBMのLotus販売担当バイスプレジデント、ジョン・ダンダーデール(John Dunderdale)氏によると、新サービスは、IBMがこれまで蓄積してきたモバイル・ワークのノウハウを生かしたものだという。ダンダーデール氏によると、IBM自身、多くのモバイル・ワーカーを抱えており、全従業員のおよそ40%が自宅や客先などのリモート環境で働いているという。

 Mobility@Workサービスでは、コンサルティングと分析ソフトウェアが提供される。ユーザー企業は、自社にとって有用なモバイル技術の特定やその導入展開にそれらを利用できる。ダンダーデール氏によると、IBMは必要に応じて顧客のカスタム・ソフトウェア開発も支援するという。

 4つ目は、AT&T、Sprintの移動体通信キャリア大手2社との提携を拡大し、Lotus Notes/Dominoソフトウェアにおけるモバイル・メール・アクセス機能を改善した点だ。IBMによると、メールやカレンダー、PIM(個人情報管理)データへの容易なアクセスを行うための「Lotus Notes Traveler」が各種のスマートフォンで利用できるようになり、AT&TとSprintの両社から認定されたという。

(Jon Brodkin/Network World米国版)




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