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【解説】
モバイル・アプリケーションは今、“第2世代”へ

スマートフォンの利用拡大が次世代アプリの台頭を牽引

(2008年10月17日)

スマートフォンをビジネスで活用するユーザーの増加に伴い、モバイル・アプリケーション/ツールの開発が盛んになってきている。特に、営業担当者向けのアプリケーションやツールの中には、“第2世代”とも呼ぶべき新しいタイプのアプリケーションが登場しつつある。

Matt Hamblen
Computerworld米国版

ふたたび脚光を浴びるモバイル・アプリケーション

 新型のスマートフォンや高性能な携帯端末が登場するに伴って、営業担当者やフィールド技術者といったモバイル・ワーカー向けのアプリケーションやツールも増加し、それらの高度化も進んでいる。

 ベンダー各社による最近のモバイル・アプリケーション関連のいくつかの発表はこうした流れの表れであり、一部のアナリストは、第2世代のモバイル・アプリケーションが台頭しつつあると指摘している。

■モバイル・ユニファイド・コミュニケーション

OpenScape Mobility」のWebサイト

 ドイツのSiemens Enterprise Communicationsは今週、BlackBerry、Symbian、Windows Mobileの各種主要端末で動作するユニファイド・コミュニケーション・クライアント「OpenScape Mobility」の提供開始を発表した。

 OpenScape Mobilityは、新しいクライアント・ツール「OpenScape Enterprise Mobile Client」と、昨年発表されたSiemensのモバイル用通信アプリケーション「HiPath Wireless」および「HiPath Mobile Connect」の強化版に依存する。Siemensはユニファイド・コミュニケーション製品で、音声、ビデオ、関連機能の統合と、1台の端末をオフィス内外で使える利便性の提供を図っている。ほかにも、電話会議機能やプレゼンス機能も統合されている。

 「SiemensはOpenScape Mobilityによって、モバイル・ユニファイド・コミュニケーション製品を1社で包括的に提供する初のベンダーとなった」と、同社モバイル・エンタープライズ部門の製品企画担当バイスプレジデント、ルック・ロイ(Luc Roy)氏は取材に対して語った。同氏によると、北米では約1,000社の企業がSiemensのモビリティ・ソフトウェアを利用している。だが、OpenScape Mobilityを試している顧客の名前は明らかにされていない。価格も未発表だ。

 
■モバイルCRM

 カナダのMaximizer Softwareも今週、モバイルCRMソフトウェアの新バージョン「Maximizer CRM 10.5」を発表した。

 Maximizerは声明で、Maximizer CRMは、各種主要スマートフォン・プラットフォーム向けに、顧客情報へのリアルタイム・アクセス機能を提供すると述べた。近く登場するタッチ・スクリーン型のBlackBerry Stormもサポートされるという。

 Maximizer CRM 10.5は、顧客データのサブセットをスマートフォンに直接保存する。Maximizer CRMは社内CRMシステムとリンクされているが、そのデータの一部をクライアント上に持つことは、ネットワーク障害の発生時や通話エリア外にいる場合に役立つと、Maximizerは述べた。

 米国Forrester Researchのアナリスト、ピーター・マーストン(Peter Marston)氏は、MaximizerはモバイルCRMベンダーの老舗の1つだと語る。現在、モバイルCRM市場はCRM市場全体の1〜3%を占めるにすぎない。世界のCRM市場全体は今年、約90億ドル規模に達する見通しという。

 「Maximizer CRMは、“モバイルCRMの安価な選択肢”と考えられることが多く、米国Salesforce.comのオンデマンドCRM製品『Salesforce.com』や米国MicrosoftのCRMソフトウェア『Dynamic CRM』と比較された場合は、特にそうだ」と、マーストン氏は付け加えた。また、Saleforce.comやDynamic CRMには顧客データを掘り下げて分析するツールが用意されており、Maximizer CRMよりも対象企業の規模が大きいとのことだ。

 
■業務効率化

 一方、米国Aeropriseも最近、同社のモビリティ・ソフトウェアが米国のセメント・メーカーHolcimで採用されていることを明らかにした。

 Holcimの技術アーキテクチャ担当マネジャー、プレストン・アバディー(Preston Abadie)氏によると、同社では、AeropriseのソフトウェアをインストールしたBlackBerryを利用する20人以上のIT管理者に向けて、米国BMC Softwareのサービス・デスク・ソフトウェア「BMC Remedy Service Desk 7」の情報を効果的に提供しており、IT管理者がBlackBerryでトラブル・チケットの発行通知を受け取るようになってから、レスポンス時間を30分から5分に短縮することができたという。

(Computerworld.jp)





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