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[米国]
初のJavaベース携帯電話向けのプッシュ電子メール・サービスが開始
(2005年05月24日)
米ネクステル・コミュニケーションズは、スマートフォンやカナダのリサーチ・イン・モーション(RIM)のBlackBerry情報端末と同じような電子メール機能を、低価格の携帯電話機のユーザーが利用できるサービスを、米国時間の5月23日から開始した。
この「Mobile Email Enhanced」は、ネクステルのすべてのJava対応携帯電話機から利用可能な、即時・双方向のプッシュ電子メール・サービスであり、米ビスト・コーポレーション(Visto Corporation)の技術「ConstantSync」をベースにしている。
ビストのマーケティング担当副社長、サンジャイ・カンブル氏によると、Mobile Email Enhancedサービスでは、マイクロソフトのOutlook、IBMのLotus Notesのほか、インターネットの電子メール・アカウントの大半との同期化が可能であり、(同社の移動体通信網を通じて)各メッセージを電子メール・サーバに届きしだい転送する。
また、同サービスでは、ユーザーの連絡先やカレンダー(予定表)の項目も即時に同期化し、分かりやすいインタフェースを使って携帯電話機の画面に表示させることができるという。
ネクステルは、すでに、携帯電話機の機能を兼ね備えた「BlackBerry 7520」を出荷しているが、この新サービスによって、モトローラの「i605」、「i355」、「i275」をといった、より安価な携帯電話機でも電子メールを送受できるようにする。
ABIリサーチのアナリスト、ケン・ヘイヤーズ氏によると、大半のユーザーにとって、標準的な12ボタンのキーパッドを備えているだけの携帯電話機から電子メールを送信するのは楽ではないが、電子メールを読めるのは便利であり、さらに、広く使われているBlackBerryでは電子メールの着信までに3〜5分程度の遅れが生じるのに対し、Mobile Email Enhancedでは即座に電子メールを受け取れるという利点があるという。
すべてのユーザーがこの程度の遅れを気にするとは思えないが、勤務者がいわゆるインスタント・メッセージング(IM)で可能であるよりもすばやく、即時に情報を必要とするケースもある。ネクステルは、同社が焦点を合わせてきた業界分野のなかで、そうしたニーズがありそうな職場として、建設会社や配送会社を挙げている。
大手企業では、Mobile Email Enhancedを自社のエンタープライズ・サーバと連携させるという利用方法が考えられる。中小企業ならば、このシステムで携帯電話機とPCを同期化させるという利用方法がある。また、Mobile Email Enhancedサービスの重要なメリットは、情報システム部のスタッフの支援を受けなくとも、新型の携帯電話機さえあれば同システムの利用を開始できるという点にある、とカンブル氏は言う。
ビストによると、マイクロソフトのPocket PC OS、パームソースのPalm OS、シンビアンのSymbian OSなどを稼動するハイエンドの携帯機器向けのConstantSync導入例はこれまでに多数あるが、営利の移動体通信事業者がJavaベースの携帯電話向けに採用したのは今回が初めて。同社は、ネクステルのiDenネットワーク上で稼働するすべてのJava対応携帯電話機の製造元であるモトローラと、緊密に協力したという。
また、ビストは近い将来、ノキアのJava対応携帯電話機を使用した、別の移動体通信事業者での導入例も発表できる見通しという。
ネクステルのMobile Email Enhancedは、各種のサービス・プランの一部として提供されるほか、電子メールの容量が2メガバイトまでで月額14.99ドルの単独サービス・プランもある。ネクステルのJava対応携帯電話機は、サービス・プラン契約とともに購入するときの価格が100ドルを下回る製品まである。ちなみに、BlackBerry 7520をサービス・プラン契約とともに購入するときの価格は149ドル(ただし、指定機種のPDAを下取りにした場合は49.99ドル)である。
(Originally reported by Stephen Lawson, IDG News Service 05/23/2005)



